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DeNA、剛腕サイドスロー・進藤が引退…ポテンシャル十分の右腕が第二の人生へ

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球団提供進藤拓也

 11月16日、2021年シーズンをもって進藤拓也が引退すると発表された。社会人のJR東日本出身で、即戦力として期待されていたが、残念ながら十分と言える活躍はできずにユニフォームを脱ぐ決心を下した。

 本人も引退コメントで「プロ初登板を含め多くの満塁の場面で登板させていただき、沢山チャンスを貰いながらも、結果を出すことが出来ずに申し訳なく思っています」と触れているように、スタートでつまずいてしまった。

 2017年のルーキーイヤーではオープン戦から結果を残し、開幕一軍の切符をゲット。開幕戦となった3月31日の神宮球場、2-3と1点ビハインドのワンアウト満塁の場面でプロ入り初登板したが、中村悠平にセンターオーバーの2点タイムリーツーベース、西浦直亨に犠牲フライを許し、ほろ苦いデビューとなってしまった。気温も低く雨の降りしきる中、開幕戦、敵地での大ピンチでの初登板は、ルーキーにはいささか酷だった印象が残る。

 ダイナミックなサイドスローのフォームから繰り出されるストレートは150キロを超え、同じサイドスローの加賀繁氏の後釜としてブルペンを支える存在としての期待は大きかったが、ルーキーイヤーの12試合登板後の2年間は、共に5試合と一軍定着はできなかった。2020年オフには右肘のクリーニング手術も敢行し、再起を図ったが今シーズンも2試合登板にとどまり、無念の戦力外となってしまった。

 ファンや関係者に向けて「今シーズン限りで現役引退する事を決めました。これまで沢山の方の力で大好きな野球を通じてプレーすることができ、両親、家族、トレーナーさん、裏方さん、ファンの皆様には本当に心から感謝しています」とし「チームの力になることは出来ませんでしたが、とても濃い5年間を送ることができました。最後になりますが、5年間沢山のご声援をありがとうございました。これから、どんな人生になるか分かりませんが、精一杯頑張っていきます。本当にありがとうございました」とのコメントを残した進藤拓也。特徴的だったゴーグル姿と、登場曲のいきものがかりの「ブルーバード」は、いつまでもファンの脳裏に焼き付いている。

取材・文・写真 / 萩原孝弘

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