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DeNA・ラミレス監督に「失望した」、矢野監督にも阪神ファン激怒 タイトルかかる大山の敬遠、後続打者にも原因アリ?

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ラミレス監督

 11日に行われたDeNA対阪神の一戦。試合は「1-0」で阪神が勝利したが、同戦でDeNA・ラミレス監督が見せた采配がネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。

 問題となっているのは、両チーム「0-0」で迎えた5回裏2死三塁の場面での采配。シーズン最終戦の阪神はこの日、本塁打王のタイトルの可能性がわずかに残っていた大山悠輔を最後の望みをかけて「1番・三塁」で起用していたが、この場面でその大山が第3打席に。しかし、ラミレス監督は申告敬遠を選択したため、大山は打席に立つことすらできなかった。

 試合前時点での本塁打トップは巨人・岡本和真の31本、一方の大山は28本で2位タイだったため、タイトル獲得には同戦で3本打つ必要があった。しかし、第1、2打席はどちらも三振に倒れ、第3打席は敬遠で消化。投手戦となった試合展開を踏まえると延長含め残りは最大2打席が濃厚だったため、申告敬遠をされた時点でタイトルの望みは絶たれる結果となった。

 タイトルがかかる大山を歩かせたラミレス監督の采配について、ネット上には「ピンチの場面で大山から逃げたのには失望した」、「考えあっての敬遠というのは分かるが、ファンとしては実に興ざめする采配だった」、「タイトル獲得は厳しかったけど、せめて全打席大山と勝負してほしかった」といった反応が多数寄せられている。

 一方、「矢野監督が後ろに木浪入れたのが悪い、数字考えたら大山避けるのはむしろ当然」、「敬遠されたくないなら2番にも強打者を置くべきだっただろ」といった、阪神・矢野燿大監督への批判も複数見受けられた。

 「同戦で大山を1番で起用した矢野監督は後続の2番に木浪聖也を据えていますが、今シーズンの木浪は『.249・3本・25打点』と目立った数字は残していない打者。一方の大山は『.288・28本・85打点』と高水準の数字を残している上、対DeNAは『.398・5本・22打点』と抜群の相性を誇っているため、一塁が空いている状況なら大山を歩かせ木浪で勝負する選択はむしろセオリーともいえます。そのため、大山と全打席勝負してもらいたければ2番は木浪ではなく、サンズ(.257・19本・64打点)や近本光司(.293・9本・45打点)といった打力のある打者を置く必要があったと考えているファンもいるようです。球界では打撃タイトルのかかる打者が最終盤の消化試合で1番起用されることは珍しくなく、大抵は相手球団もその打者とは普通に勝負するのですが、今回のDeNAには同戦を含め2連勝すればシーズンを5割で終えられるという事情があったことも大山が歩かされた一因かもしれません」(野球ライター)

 試合後、ラミレス監督は今回の申告敬遠について「勝つために避けて、次の打者で勝負した」と語ったことが伝えられている。矢野監督の2番打者の人選が、ラミレス監督の采配に影響を及ぼした可能性は高そうだ。

文 / 柴田雅人

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