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ヤクルト・奥川、一軍レベルの状態では無かった? 平松氏らOBも指摘、初黒星のデビュー戦で浮上した課題とは

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 元大洋で野球解説者の平松政次氏と元ヤクルトで野球解説者の笘篠賢治氏が、共に10日放送の『プロ野球ニュース 2020』(フジテレビONE)に生出演。ヤクルトのドラフト1位ルーキー・19歳の奥川恭伸の課題を指摘した。

 今回の番組内で両氏は、同日に行われヤクルトが「3-7」で敗れたヤクルト対広島の一戦を解説。その中で、同戦でプロ初登板・初先発を果たすも「2.0回5失点・被安打9」と打ち込まれ、プロ初黒星を喫した奥川の課題を語った。

 番組に電話で生出演した平松氏は、奥川について「(今日見た感じでは)コントロールは心配ない」と、この日の与四死球数が0だった点を評価。その上で、「あとはどう球速を伸ばすか、ノビをつけるかといったところが今後の課題」と、ストレートの質をどこまで上げられるかが課題だと指摘した。

 番組に生出演した笘篠氏は、平松氏の後に話を受け「(ストレートが)甘く、高くいってしまうと打たれる確率も上がる。だからといってコントロール中心で小さくまとまってほしくはない」、「『この真っすぐを前には飛ばさせないぞ!』というようなレベルの高いところ(ストレート)をめざしてほしい。(同戦では)球速をアップして、ここぞの時にはもっと腕を振ってとかいろんな課題が出たと思う」とコメント。平松氏と同じく、今後はよりストレートを磨くべきだとの見解を示している。

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 今回の放送を受け、ネット上には「打たれること自体はいい経験だろうけど、確かに球速が出てなかったのは不安」、「高校時代はもう数キロスピード出てたんだけどなあ」、「こまごまとした怪我が続いてたし、まだまだ本来の力が出せるようなコンディションではないのかな」、「マー君(ヤンキース・田中将大)はデビュー戦の炎上を経て大投手になった、奥川も良かった点、悪かった点を整理して飛躍のきっかけにしてほしい」といった反応が多数寄せられている。

 「今回話題に上がった奥川は高校時代に最速158キロ、プロ入り後も最速154キロと150キロ超えのストレートが持ち味の速球派投手。ただ、今回の試合では最速148キロにとどまり、ランナーを背負いクイックで投げた時は130キロ台まで球速が落ちていました。プロ入り後の奥川は右ひじの炎症や上半身のコンディション不良など故障が続く中慎重に調整を重ねていましたが、おそらくはまだ一軍デビューできるような状態ではなかったのでしょう。それでも今回初の一軍マウンドに立たせた首脳陣は、奥川にプロの洗礼を浴びさせて現在の自身の力量や足りない点をしっかりと認識することを期待したのかもしれません」(野球ライター)

 試合後、「今日の試合の反省点を生かして、来年以降に活躍できるように頑張ります」と敗戦を糧にすることを誓っている奥川。平松氏、笘篠氏が指摘したストレートを含め、この日の投球で出た課題に今オフどこまで取り組めるかが来季以降の成績を左右しそうだ。

文 / 柴田雅人

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