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新日本、EVILが内藤哲也をKO!「(挑戦を)受けるか受けないかはお前に委ねてやるよ」

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EVIL

 新日本プロレスは18日、最強戦士決定戦『G1クライマックス30』優勝決定戦を東京・両国国技館で開催した。

 内紛が囁かれているバレットクラブ内において、結託説があるEVIL&高橋裕二郎が、内藤哲也&BUSHIのロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンとセミファイナルで対戦した。EVIL組のセコンドには、マネージャーのディック東郷が付く。

 Bブロック公式戦ではIWGP二冠王者の内藤に勝利を収めているEVILだが、先発は内藤と裕二郎。2人はかつてのパートナーという因縁がある。しかし、これはEVILの作戦で、すぐにEVILが襲撃して裕二郎に加勢する。ロスインゴ勢を分断したバレットクラブは、場外で東郷がBUSHIを襲撃するなど、相変わらずのやりたい放題。

 ダメージが強いBUSHIの分まで奮闘する内藤。蘇生したBUSHIはミサイルキックから、トペ・スイシーダで体重差のあるEVILに突っ込んでいく。しかし、東郷がレフェリーを引きつけている間に、バレットクラブは連携で形勢を逆転。EVILはBUSHIをラリアットで吹っ飛ばすと、ダークネスフォールズからScorpion Deathlockでギブアップ勝ち。ゴングが鳴らされても技を解かないEVIL。内藤が詰め寄ると、背後から東郷がスポイラーズチョーカーで内藤の首を絞め落とし、EVILは内藤に決め技・EVILでKO。二本のベルトを持ったEVILが倒れた内藤の前に立ちはだかった。

 試合後、東郷は「おいっ!内藤!今月でレンタル期間、終わりだよ」と以前、内藤がEVILに放った言葉をお返し。EVILは「受けるか受けないかはお前に委ねてやるよ」と余裕のコメント。内藤はフラフラになりながらも、「(公式戦で)俺に土をつけた選手に、俺とのタイトルマッチを主張する権利は十分にありますよ。後は新日本次第」と会社の判断に任せるとしながらも、EVILの挑戦には前向きな発言をしている。

 次期シリーズでは、ビッグマッチ『POWER STRUGGLE 』11.7大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)大会を控えているだけに、今後の展開に注目したい。

◆新日本プロレス◆
『G1クライマックス30』
2020年10月18日
東京・両国国技館 観衆 2928人
▼タッグマッチ(30分1本勝負)
内藤哲也&●BUSHI(14分14秒 Scorpion Deathlock)EVIL○&高橋裕二郎

(どら増田)

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