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犯行から14年後に叔母殺人を自白した甥、無罪判決も勤務先で自殺した理由とは【未解決事件ファイル】

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 1952年2月25日、青森県東津軽郡高田村(現・青森市)で、当時57歳の女性Aさんが何者かに殺害される事件が発生した。目撃者の証言により、近所に住む当時30歳の男性が逮捕されるも、後に被害者の甥が犯行を自白。一体何が起きたのか。

 Aさんの遺体を発見したのは、当時18歳だった甥のB。Bが午後7時過ぎにAさん宅を訪れたところ、居間で倒れているAさんを発見したという。Bはすぐに実家に戻り、騒ぎを聞きつけた母親によって地元警察に通報が入った。しかし、警察官が現場に駆け付けた時には、既にAさんは亡くなっていたそうだ。

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 警察による司法解剖の結果、Aさんの死因は首を絞められたことによる窒息死であることが判明。また、Aさんは強姦されていたことが分かった。
 警察は現場検証を進めるとともに、周辺住民への聞き込み捜査を開始。すると、ほどなくして一人の男が容疑者として浮上する。近所に住む男性Cだ。事件直後の時間帯に、衣類で顔を隠してAさん宅付近を歩くCが目撃されていたのだ。また、事件現場からはCが使用していたと思われる手ぬぐいが見つかったほか、数日前にはAさん宅で入浴したという情報も入手。これらの事情からCへの嫌疑を固めた警察は3月2日に逮捕へ踏み切った。

 Cは犯行を全面的に否定したものの、連日続いた厳しい取り調べの末に犯行を自白。同年12月25日に懲役10年の実刑判決が下され、1958年の仮釈放まで収監されることになった。

 これにより事件は解決したように思えたのだが、1966年になり事態は急展開を迎える。別件の窃盗事件で裁判中だったBが、突然Aさん殺しの真犯人であると名乗り出たのだ。Bは金目的でAさんを殺害した後、太ももに欲情して屍姦に及んだと供述した。検察は被害者死体の状況と自白が合致するか確かめるべく、東京大学の法医学教授などに対して詳細な鑑定を依頼することにした。
結果、明白な決め手は欠けていたものの、Bが真犯人である疑いが強いという方針を定めた検察は起訴に踏み切るのだが、なんと公判でBは一転して容疑を否認。東京地方裁判所はBの自白が虚偽であるとして無罪の判決を言い渡した。

 当然、検察は控訴するのだが、1970年にBが勤務先で自殺したため、控訴棄却の決定がなされてしまう。それから8年後の1978年には、Cの再審が行われ無罪判決が下されたが、結局2020年7月現在も真犯人は分かっていない。

 Bは何故自白をした上で否認に転じたのだろうか。そして、勤務先で命を絶った理由も謎のままである。

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