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次回作の月9『SUITS2』、悪条件のバトンタッチに? ロングラン放送は苦戦必死か

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織田裕二

 16日に放送された俳優・沢村一樹主演のフジテレビ系「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」最終回の平均視聴率が9・7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)だったことが分かった。
 同ドラマは、沢村演じる元公安のエリート刑事・井沢範人が主人公を務めるシリーズの新作。「未然犯罪捜査(ミハン)システムの実用化」というミッションを担い、国民のあらゆる個人情報、全国の監視カメラの映像などを解析し、未来の重大犯罪の阻止に挑む姿を描いた。

 初回は10・6%を記録し、月9枠の初回視聴率としては2018年7月期「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」の初回10・6%から7クール連続の2ケタ発進となった。
 しかし、第3話で初めて視聴率が1ケタにダウン。その後、2ケタと1ケタのアップダウンを繰り返し、最終回は1ケタでのフィニッシュとなった。
 「途中で飽きてしまった視聴者の“脱落”が出始め、その視聴者たちを呼び戻せるような謎解きや、新キャラクターの登場がなかったのが思ったように視聴率が伸びなかった要因だろう」(テレビ局関係者)

 同ドラマからバトンタッチを受ける次回作は、4月13日にスタートする織田裕二主演の「SUITS/スーツ2」。通常の3カ月1クールでなく、最低でも13話以上のロングラン放送となる。
 「五輪の関係で変則クールとなったが、各局も足並みをそろえそう。ただし、視聴率が低迷し始めた場合、それを最終回まで引きずってしまうことになる。軌道修正するのも難しい。『絶対零度』がもう少し視聴率が良ければ、いい形で『スーツ2』に引き継げたかもしれないのだが…」(芸能記者)

 4月スタートのドラマはTBS系が堺雅人主演の「半沢直樹」、日本テレビが篠原涼子主演の「ハケンの品格2」、そしてテレビ朝日系が木村拓哉主演の「BG」のいずれも前作が高視聴率を記録した作品の続編という強力ラインアップ。

 「スーツ2」も他局と同じ続編だが、18年10月期の前作の全話平均は10.8%。先日、“隠し球キャスト”が吉田鋼太郎であることが発表されたが、苦戦は必至だ。

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