古舘は3月にテレビ朝日の『報道ステーション』のキャスターを降板後、民放のバラエティー番組に次々にゲスト出演。マシンガントークを炸裂させ、視聴率に貢献した。
「8月にはNHK特番『日本発見!おなまえ天国』で約13年ぶりにNHKの番組の司会を務め、10.9%と高視聴率を記録した。かつてNHKのクイズ番組の司会を務めていたこともあり、'94年からの3年間、紅白歌合戦の白組司会も経験している。そのため“紅白返り咲きか”との情報まで飛び交ったんです」(テレビ局関係者)
ただし返り咲きにあたっては、『フルタチさん』の高視聴率が条件だったという。
「いざ番組がスタートするや、初回平均視聴率は8.2%。この時点で紅白は消えた。2回目も8.1%で、裏の『ザ・鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)、『世界の果てまでイッテQ!』(同)の足元にも及ばず、3回目に至っては5.8%で全局最低を記録。完全に爆死ですよ」(フジテレビ関係者)
しかも視聴者の主流を占める主婦層からは、「ただうるさいだけ」といった批判も殺到するありさまだという。
「いつまでたっても“低視聴率地獄”から脱出できないフジテレビは、古舘のヤル気満々さに大いに期待したが、現場では番組作りにかなり口を出し、周囲を振り回している。それでもスタッフは、こちらからお願いしたんだからと我慢していたんです。主婦層に嫌われてしまっていることを考えれば、ここから10%台に乗せることは難しい。番組は契約の1年で終了するのでは」(番組関係者)
古舘の全盛は、『報ステ』ですでに終わっていたのかもしれない。