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小出報道を逆手にほくそ笑む日本テレビの焼け太り戦略

 写真週刊誌『FRIDAY』(講談社)に報じられた俳優・小出恵介のセックススキャンダルは、テレビ局や映画&CM界が大打撃を被ったと報じられた。だが、実際の被害額はおいくらだったのか? 細かい検証を進めてみると意外な金額が浮かび上がってきた。
 「一時は、メディアなどで数十億円になると言われていた。でも実際は、何ともお手頃な金額になりそうなのです。唯一、請求されるのは、CMを途中降板した違約金です。でも、これも所属事務所であるアミューズの力で1000万円に達するかどうか。映画は500万円前後。それよりも驚くのは、ドラマを中止に追い込まれたNHKや、途中降板で大迷惑を被った日本テレビが、事務所に金銭的要求をしない方針を固めたんです」(芸能関係者)

 どうやら、サザンオールスターズや福山雅治、吉高由里子などの大物芸能人を抱えるアミューズに遠慮した格好なのだ。そうした事情を鑑み、そろばんを弾いてみると、損害額は2000万円前後だという。
 「CMと映画で1500万円。これに未成年女性との示談金が加わり、多くても2500万円。今後、NHKの視聴者による住民代表訴訟のリスクはありますが、それでも数十億円には絶対になりませんよ」(同)

 さらに取材を進めてみると、小出スキャンダルを逆手に取った日テレの、焼け太り戦略の浅ましさが露呈してきたという。
 当初、小出が出演予定だったドラマ『愛してたって、秘密はある。』(7月16日スタート)を制作するにあたり、主演の福士蒼汰の不人気で放送前から下馬評は散々だったという。ところが、今回の報道で認知度が一気に急上昇したのだ。
 「連日のようにスポーツ紙やテレビ朝日、TBS、フジテレビなどの他局で、ドラマタイトルを連呼してくれたんです。CMを打ったら計100億円は下りませんよ。日テレ関係者は皆、ウハウハなんです」(テレビ関係者)

 日テレが同事務所の賀来賢人を起用した本当の理由は、お礼だったりして?

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