「たぶんそんな仏像ブームではないですが、そのライターさんの本も棚からコンスタントに売れています。あと、いわきりなおとの『国宝トゥナイト』という仏像まんがもけっこう面白いですよ(笑)」(都内の大型書店女性店員)
この漫画は、阿修羅にプロポーズ、とかそういう内容のようであり、腐女子的女性には人気のようだ。ちなみに作者は男性である。
同書店の仏像コーナーでは、主に入門書が棚に面陳列となっていた。
なお現在、10月8日(金)〜12月12日(日)まで、東京・上野公園内の東京国立博物館・平成館にて、《東大寺大仏展》も開かれているし、雑誌・BRUTUSだって仏像特集だ。それなりに仏像ブームが再燃していることに間違いはなさそう。
同展は、古代の誕生仏さまから運慶快慶の手による仏像彫刻まで世界に唯一無二の仏像系、それに1000年コレクションしている正倉院宝物類、それに大仏を奈良から持ってくるわけにもいかないため15mのバーチャル大仏…などなどバラエティーに富んだ展示の数々が楽しめる。
また同会場では、海洋堂制作・〈誕生釈迦仏立像〉のフィギュア(3500円)も販売しており、精巧でありがたいお姿が、いち早く手にした人たちの間で話題になっている。
この在庫については、
「今の段階ではたくさん在庫がありますが、会期終了間際になりお客様が混んできますと無くなる可能性がございます」(同展)
ということなので、釈迦が生まれてすぐ立ち上がって7歩歩き、「天上天下唯我独尊」と叫んだ(か、かっこいい…)時の姿を再現したというフィギュアも見逃せない目玉かも。