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内村航平 世界選手権棄権で東京五輪出場に黄色信号

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提供:週刊実話

 カナダで開かれた世界選手権を途中棄権した日本体操界の第一人者・内村公平(28)。2種目目・跳馬の着地で、左足に激痛が走ったという。3種目目の平行棒には出たが、演技後に競技続行を断念。着地と同時に浮かべた苦悶の表情は、内村の闘志が折れた瞬間でもあった。
 「日本体操協会から『左足前距腓靭帯不全断裂』と発表されました。全治2、3週間で手術の必要はないとのことですが、10月下旬の全日本シニア選手権は出場せず、来年春の復帰を目指すそうです。内村が長期欠場するのは初めてのこと」(体協詰め記者)

 世界選手権では、個人総合7連覇が懸かっていた。「ケガをするということはヘタクソ。まだ伸びシロがあるってことかな」と内村はおどけてみせたが、ともに団体戦を戦う予定だった白井健三らには「違う形で東京五輪までやってもいいかもね」と、意味深な言葉も発していたという。
 「内村は6種目をこなす個人総合に強いこだわりを持っていました。『違う形』とは、1種目に集中するという意味なのか。そうなると、東京五輪は団体戦だけに出ることになります。体力の衰えを自覚したのかも」(同)

 オリンピック2大会連続チャンピオンの内村は、東京五輪を31歳で迎える。これまでは「まだ大丈夫」の声のほうが多かったが…。
 「今年4月、体操界初のプロとなり、練習を一部公開したのですが、20代前半の頃とはまったく内容が異なり、何度も丁寧に着地姿勢を繰り返していました。若い頃は勢いでやっていたのに」(関係者)

 食生活も変えたという。休日のすごし方にしても、今までは“爆睡”だったが、翌日に「体が動かなくなるかも」と言い、決められた時間に起きてジョギングをするようになった。
 「レスリングの伊調馨など、20代後半から30代前半の他選手は、事実上の引退となっています」(同)

 東京五輪に間に合わなかった天才たち。内村はギリギリまで戦うつもりだが、今回の故障は大きな転機となりそうだ。

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