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司馬遼太郎と大村益次郎に関する不思議な話

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画像はイメージです

 作家というのはその作品と、奇妙なシンクロ関係に陥る場合がある。

 時代小説の大家・司馬遼太郎の記念館が大阪府東大阪市にある。現在、同館の天井には奇妙な形のシミが浮き出ている。どうもこの形が写真によく出てくる、坂本龍馬の頭部に似ていると指摘されており、司馬遼太郎の代表作「竜馬がゆく」の主人公が記念館で姿を現す形になったのか、とファンの間で噂になった。

 また、司馬は国立大阪病院(現在の大阪医療センター)で死亡しているが、この場所は、司馬の代表作のひとつ「花神」の主人公・大村益次郎が死んだ病院であった。

 このように、著作に関係の深い歴史上の人物と、著者の共通点が発覚するケースや、明らかに創作上の出来事であったのに、現実に同じようなことが起きてしまうケースは多々報告されている。

 実は筆者・山口敏太郎にも、同様の経験がある。

 筆者の率いる会社は「山口敏太郎タートルカンパニー」である。このタートルカンパニーという名前は、よくトータルカンパニーと間違えられるのだが、亀山社中にちなんだものだ。株式会社化する前は海猿隊(かいえんたい)と名乗っていたのだが、社長が「龍馬が暗殺されてしまうので縁起が悪い」として亀山社中を選んだ。

 そんな軽い気持ちで付けた社名だったのだが、奇妙な偶然が起きている。

 社員を募集すると、とある姓を持つ、土佐にルーツを持つ人が入ってきた。一般人なので名前は伏せるが、亀山社中にも土佐藩出身の同名の人物が存在している。

 後日、現存する亀山社中を訪れる機会があったのだが、その前に筆者はある日本家屋を訪れる夢を見ている。そして、亀山社中の屋敷の構図や間取りが、全て夢に見た日本家屋と一致していたというデジャブのような経験もしている。

 作家や漫画家は、神の見えざる手によって操られることがあるのだろうか。

(山口敏太郎)

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