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落っこった人工衛星は保存へ〜アキバの名所「ラジオ会館」完全改装でひとまずお別れ

 10月28日から30日までの3日間にわたり、秋葉原・ラジオ会館旧本館にて『秋フェス@ラジオ会館』が開催。グッズ物販、各種イベントが行われた。

 このイベント後にラジオ会館は完全改装工事が行われることが決まっており、1953年から秋葉原の顔であり続け、「ラジ館」の愛称で親しまれてきたラジオ会館の歴史は、ここでひとまず区切りをつけることとなる。イベント開催中は今年アニメ化もされた人気ゲーム、『シュタインズ・ゲート』の舞台になっていることにちなみ、建物の最上階部分に人工衛星型タイムマシンのオブジェが出現。作中のシーンを再現していた。

 最終日30日のイベントでは『シュタインズ・ゲート』でゲーム、アニメ両方の主題歌を担当した、いとうかなこのミニライブが開催。『Hacking to the Gate』の他3曲を熱唱。ラジ館最後のイベントと聞かされると「最後のイベントに呼ばれるなんて光栄です」と答える場面も。

 ラジ館取り壊しに際して、今回のイベントで使用された人工衛星型のオブジェの保存が検討されており、今回の一部グッズの売り上げの費用が当てられるようだ。必要費用がどの位の額になるか、ラジ館の担当者に聞いてみたが、細かい金額は現在不明とのこと。とりあえず保存の方向で、新ビルに活かしたいとのことだった。(斎藤雅道)

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