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「2014年ブレイク俳優ランキング」 福士蒼汰が盤石の首位! 東出昌大も4位に食い込む

 オリコンが「2014年ブレイク俳優ランキング」を発表し、NHK連続ドラマ小説「あまちゃん」で大ブレイクした福士蒼汰が、昨年の2位から首位に浮上した。「2014年ブレイク女優ランキング」は有村架純が1位で、男女とも「あまちゃん」勢が首位に立った。

 年末恒例となった同ランキング。調査は11月19日〜25日にかけて、10〜50代の全国の男女オリコンモニター1000名を対象に、インターネットを通じて実施された。

 福士の1位は、まさに文句なし。異論をはさむ余地もなかろう。先頃、最終回を迎えた日本テレビ「きょうは会社休みます。」では、主役の綾瀬はるかの恋人役として好演したのは記憶に新しいところ。4月期には「弱くても勝てます 〜青志先生とへっぽこ高校球児の野望〜」(日テレ)にもレギュラー出演。

 映画では、「好きっていいなよ。」「イン・ザ・ヒーロー」「神さまの言うとおり」の3本に出演(2本が主演)。CMでも、KDDI、ロッテ、花王、アサヒ飲料などに出演しており、まさに各界を席捲した。性別問わず、好感度が高いのが福士の強みで、来年はさらなる活躍が期待できそうだ。

 3月には有村とのW主演となる映画「ストロボ・エッジ」が公開予定で、この作品の封切りが今から待ち遠しい。

 意外と言っては失礼だが、2位にはベテランの西島秀俊が入った。もともと、“実力派”として知られていた西島は、昨年のNHK大河ドラマ「八重の桜」で、主役である綾瀬の兄役を演じて、人気急上昇した。今年はTBSとWOWOWの共同制作ドラマ「MOZU」で香川照之と共演。「ゲノムハザード ある天才科学者の5日間」「チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像」と2本の映画にも出演した。福士とは対照的に、圧倒的に中高年層からの支持が高い。

 3位には昨年首位の堺雅人がランクインしたが、正直、今年の堺は仕事をセーブしたため、ほとんど作品に出演しておらず、CMとドラマ「半沢直樹」(TBS)の余韻でトップ3に入ったと思われる。

 福士と並んで、有望な若手俳優の筆頭である東出昌大は4位。朝ドラ「ごちそうさん」でブレイクした東出は、今年、「クローズEXPLODE」「0.5ミリ」「寄生獣〜part1」、「アオハライド」と実に4本もの映画に出演する活躍ぶり。そのうち、2本は主演で、正直、4位でも低いくらいだ。

 来年はすでに2本の映画が決めっており、NHK大河ドラマ「花燃ゆ」、1月期にはドラマ「問題のあるレストラン」(フジテレビ)に出演する。この調子でいけば、来年は東出がこのランキングのトップに立つ可能性も十分だ。

 5位には綾野剛が入った。今年の綾野は「S-最後の警官-」(TBS)、「闇金ウシジマくん Season2」(TBS),「ロング・グッドバイ」(NHK)、「すべてがFになる」(フジ)と4作の連ドラに出演。映画も主演を務めた「そこのみにて光輝く」を始め4本に出演するなど、まさに引っ張りだこの俳優となった。

 以下、6位=池松壮亮(ドラマ「MOZU」=TBS=など)、7位=斎藤工(ドラマ「昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜」=フジ=など)、8位=滝藤賢一(ドラマ「俺のダンディズム」=テレビ東京=など)、9位=山崎賢人(映画「L・DK」など)、10位=片岡愛之助(舞台「酒と涙とジキルとハイド」など)の順となった。

 朝ドラ「花子とアン」でブレイクした鈴木亮平や窪田正孝らがトップ10に入らなかったのは残念だが、来年こそはランクインしそうな気配だ。

 来年はどんな俳優がブレイクするか、今から楽しみである。
(坂本太郎)

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