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大多常務が編成制作局長を兼務 フジ亀山新社長の大人事で激震

 フジテレビに激震が走っている。
 亀山千広新社長体制のもと、初の大きな人事が断行されたからだ。

 6月27日付で、指令塔ともいえる「編成制作局長」を大多亮常務が兼務することになり、局長級は総入れ替えとなるドタバタが続いている。
 「これまでの編制局長で、若手有望株といわれてきた荒井昭博氏は『総務局長』へ異動する。'11年6月から約2年間、視聴率向上へ尽力してきたが、局の極端な韓流寄りが視聴者から敬遠され、視聴率は第3位に転落、詰め腹を切らされた。同情の声は少なくありません」(フジテレビ事情通)

 大多氏にも責任はある。昨年6月にクリエイティブ事業局長から二段跳びで常務に昇格。1年ほど荒井氏とともに編成を担当したからだ。
 だが、大多氏が手掛けた『料理の鉄人』のリメイク版『アイアンシェフ』や大多氏の盟友・江口洋介が主演した『スクール』『息もできない夏』『dineer』の3部作が撃沈。それが、低視聴率の元凶ともいわれている。

 それなのに、なぜ編制局長を兼ねることになったのか。
 「亀山新社長や遠藤龍之介新専務らが大多氏に改善策を尋ねたところ、大多氏自らがやるしかない、という結論に達したようです。とにかく、自分でやらないと納得しない性分のようです」(フジテレビ幹部)

 その大多常務編制局長が勝負するのは、秋の改編期となる。
 まだ番組を手がける前から触れるのもおかしいが、視聴率が2位、首位へと浮上すれば、当然、面目を保つことができる。だが、頓挫すれば、局長ポストを誰かに譲渡し、自分は責任をとり、担当を外れることになろう。
 トレンディー・ドラマで同局の“看板”ともなった人物だけに、このまま終わるのは、本人も悔しいだろうし、あまりにも惜しいところ。「頑張れ」と言いたいが、環境は厳しいと言わざるをえない。
(編集長・黒川誠一)

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