長年、人気グループとして君臨してきたSMAPだが、活躍が長期化過ぎた。メンバーともにファンの高齢化も問題視されはじめている。「当然、その対策も取りはじめていますよ。シングルの曲調もノリノリのポップスだけではなく、バラードとまではいかなくとも、ゆったりと聞ける曲を選ぶことも検討されている。個々のメンバーでも漫談家の綾小路きみまろとコラボした香取慎吾のキャラクターも対策の一つで す。そこに加えて、今年はいよいよ、キムタクの時代劇への本格進出ですよ」とはあるテレビ局関係者は言う。
キムタクの時代劇といえば、昨年、テレビ朝日の開局55周年特別ドラマ『宮本武蔵』をキムタクが主演で2夜連続オンエアされた。14.2%と12.6%と視聴率としてはいまひとつの伸びだったが、「これから新たに若い人をファンに取り込むというのは難しいですから、新規ファン獲得という観点からもキムタクの時代劇参入は『こういうのも出来るんだ』というアピールで、ジャニーズとしても実験的なつもりでのドラマでしたからね。合格点とまではいかないけど及第点と見ています。TOYOTAのCMでビートたけしと出演して織田信長を演じたのも、この伏線の一つ。ゆくゆくはNHKの大河なども見据えて安定した地位を築こうというのがこれからの戦略です」と同関係者は言う。
なんだかんだ言っても視聴率男のキムタクだ。描いた絵図通りにことが進むか見守りたい。