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橋下徹参戦! 小池百合子都知事を担ぎ上げる懐刀7人衆(2)

 その“同志”については、すでに様々な名前が取り沙汰され、一部はそうした動きを見せ始めているという。
 「現時点では国会議員ではないが、まず筆頭は橋下徹前大阪市長。小池さんが離党届を出すのとタイミングを合わせたかのように、日本維新の会の政策顧問を辞している。維新の松井一郎代表は辞任理由を、『テレビや講演が多いので中立性のため』と言っているが、一説には、憲法改正のため秋にも行われる内閣改造で橋下氏を安倍首相が民間から入閣させる下準備という説もある。しかし、それは見方が甘い。橋下氏はすでに、今の安倍一強状態が崩れるのは時間の問題と見ている。今回の動きは、新たな波に乗るためのケジメですよ」
 とは在阪政治記者。
 「森友学園にしても加計学園疑惑にしても、何かしらの安倍パワーが利いたことは明白だが、何も解明されない。そんな、官邸が徐々に伏魔殿と化しつつあるなか、橋下氏は今後、何かをきっかけに国民の安倍離れが一気に進むと見抜いている。その後の小池氏には相当期待しているようです」(同)

 一方の小池氏周辺関係者も、こう続ける。
 「昨秋、小池塾の講師起用を巡って、橋下氏と小池氏の間に亀裂との情報が駆け巡った。さらに橋下氏は6月4日に、維新総決起大会で都民ファーストに対抗する発言もしているが、あれは松井氏との関係を保つためのポーズでしょう。ホットラインは続いており、小池氏も何かと橋下氏の意見を聞いています。そうした意味でも、橋下氏が政策顧問を辞めたことは、維新を離れ、いよいよ小池新党の本格的準備に参加するということ。ただし橋下氏は、“小池首相”の次を狙う腹なのでは」

 同志の2人目は、石破茂前地方創生担当相だ。
 「石破氏は自民党を離党しないようにも見えるが、首相の座を獲れるなら何でもアリの心境だろう」
 とは自民党ベテラン議員。
 「来年の次期総裁選でも、現状では安倍続投が濃厚。そうならなくても、石破氏は麻生太郎副総理や岸田文雄外相、伏兵の菅官房長官に先を越される可能性が高い。そのため、自身に対してのカンフル剤の意味で小池新党に加わり、そこをベースに頂上を目指すほうが近道と腹を括った。それは、安倍首相の改憲論に異論を挟み、文科省の前川喜平前事務次官の首相忖度発言にも『意義がある』と突出した発言にも表れている。橋下氏とどっちが先に首相に近づくか? それは時の流れだ」(同)

 この“次々期の首相”を狙う2人のほか、小池氏の国政進出を支える候補はまだいる。
 「“懐刀”というのがピッタリなのが、もちろん5月末に自民党に離党届を出した若狭勝衆院議員。都知事選、衆院補選と、すでに小池氏と一心同体ですからね。また自民党では、野田聖子元自民党総務会長。'15年、野田氏が自民党総裁選に出馬した際には、小池氏は推薦人を申し出ており、野田氏も、小池氏が都知事選に出馬した際に裏方として奔走している。ほかにも民進党を離党した長島昭久元防衛副大臣、日本維新の会の渡辺喜美副代表の名前も聞こえてきます」(全国紙政治部記者)

 渡辺氏は、小池氏と古くから近い関係にあるという。
 「先日の日本維新の会の決起大会でも、『都議選後は小池氏と連携し、東京と大阪の“改革大連合”を作るべきだ』などと訴え、内部に波紋を呼んでいる。そのうち離党して小池氏につくのでは、との話もあります」(前出・在阪記者)

 これらに、石破氏と同じく憲法改正などで安倍首相を真っ向から批判する、船田元元経済企画庁長官も加わるとの情報も。その船田氏はロイター通信のインタビューに「(小池氏は)オリンピックを成功させ点数を上げれば、安倍首相はレームダックとなり、ライジングサンは小池氏だろう。(このシナリオは)十分あり得る」と語っている。
 7人はそうした小池氏の将来に懸けるのか。都議選の行方にますます注目だ。

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