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石井慧 UFC電撃契約への障壁

 米UFCでのプロデビューを目指す北京五輪柔道金メダリスト石井慧が19日、都内のホテルで会見に臨み、現地時間27日に行われるUFC92を観戦する意向を明らかにした。現地での交渉いかんでは年内に正式契約する可能性も示唆。しかし、石井のUFC参戦交渉は100%まとまるとも言い切れないのが実情。年内の電撃契約を妨げかねない問題がくすぶっているからだ。

 夢の舞台がいよいよ現実味を帯びてきた。
 18日にUFCのダナ・ホワイト代表から「12月27日のUFC92大会を見てもらいたい」と来場を呼びかけられた石井。この日はそのメッセージに「観戦しに行きます。26日に行ってトンボ帰りします」と応えた。
 弾丸ツアーでUFCを観戦するだけではない。現地で参戦交渉を行い「内容次第では」契約する意思があることを明言。ここにきて急転直下で年内の電撃契約も見えてきたが、UFCサイドの言うがまま契約するわけではない。
 石井はデビュー時期について本紙既報(11月11日付)通り「来年の秋を目指しています」という。「すぐに出ろとか言われたら(契約は)ない」とデビュー戦の条件が合致しなければ契約しない意向だ。

 もうひとつ契約のネックになりかねないのが、ダナ代表が100キロ超級の石井をUFCでは93キロ以下のライトヘビー級が適正と見ているのか「(12・27に来場して)彼はライトヘビー級の世界トップファイターたちに会えるでしょう」と微妙な発言している点だ。
 いまのUFCでは選手層の薄いヘビー級の活性化が急務で、現在105キロという石井は、そんな事情を抱えるUFCにとってもうってつけの存在のはず。
 だが、ダナ代表が階級変更を見据えているともとれる発言をしているのは不可解。ダナ代表の描く階級構想で無理強いさせられれば、「ヘビー級でやります。ジャップの底力を見せてやります」とヘビー級での闘いにこだわりを示す石井のUFC入りのハードルにもなりかねない。
 アメリカンドリームを追い求める石井は、年内にUFCとデビュー契約を結ぶことができるのか。

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