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じぇじぇじぇスクープ! 「あまちゃん」「半沢直樹」続編が作れない!(1)

 平均視聴率20%超えを連発して快走するNHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』は、物語の後半となる『東京編』に突入した。一方、第5話、続く第6話で平均視聴率29%という今期ダントツの視聴率を叩き出した『半沢直樹』は、大阪から舞台を東京に移し、第7話でついに30%を記録。物語はいよいよクライマックスを迎える。

 両ドラマのファンにとっては今後も手に汗を握る展開が控えているのだが、ここにきて何とも残念なニュースが飛び込んできた。
 「期待されていた続編や映画化企画など、現段階では一切の白紙状態。そればかりか、今回で両ドラマとも全てのシリーズが終了する可能性が高いんです」(制作事情通)

 まずは、すでに国民的人気ドラマといっても過言ではない『あまちゃん』。
 芸能界注目の美少女、能年玲奈(20)が主演し、現代感覚の舞台やドラマで人気の“クドカン”こと宮藤官九郎が脚本を手掛けた。
 「ヒロインのアキ(能年)と母の春子(小泉今日子)がそれぞれアイドルを目指した'80年代と'09年が奇妙にリンクするシーンが見もの。また今後は、3・11の東日本大震災の悲劇をどのように描き、東北の人たちが希望を胸にどう立ち上がるのかが描かれていく。最後は感動のフィナーレを迎えます」(NHK関係者)

 ちなみに『あまちゃん』は初回視聴率が20.1%で、'06年度下半期の『芋たこなんきん』以来の視聴率20%超えを達成した。
 「その後も第5週を除くすべての週で最高視聴率が20%を超えている。広告代理店シンクタンクのリサーチでは、再放送や録画率を含めると視聴率50%を超えているという分析も出ています」(芸能評論家・蝦名泰雄氏)

 これだけのお宝コンテツにもかかわらず、民放並に視聴率にこだわるNHKが続編や映画化を諦めた理由は何か。背景には、NHKならではの大人の事情が見え隠れする。
 「一番は、能年の女優としての今後の未来が絡んでいます。事務所は正直言って、『あまちゃん』のキャラが付きすぎることを警戒している。あれだけの高視聴率を取ってしまったためにテレビ界は第二作に注目していますが、次で視聴率を取れなければ単なる一発屋になりますからね。また、ここだけの話、NHKのギャラは民放の3分の1以下。コストパフォーマンが悪すぎます」(芸能プロ幹部)

 もうひとつは、ドラマ内から派生したアキが所属する47都道府県の地元アイドルからなるグループ『GMT47』の存在だ。
 あのAKB48のパロディーであることは誰の目から見ても明らかなのだが、NHKの行き過ぎた商魂に本家サイドが激怒してしまったという。
 「『GMT47』が、9月のドラマ終了後にメンバーを実際にCDデビューさせ金儲けしようとする動きが出ているんです。番組は9月で終わるのに、年末の紅白出場を目指していく話まであった。しかし、AKB48を敵にまわしたくないNHKは泣く泣くこの企画を断念。これが続編制作の可否に影響したことは間違いありません」(NHK事情通)

 また、もう一人の主演と言っても過言ではない小泉が、続編を望んでいないという声もチラホラ聞こえてくる。
 「小泉は仕事をガツガツしないばかりか、拘束を嫌う。NHKの長時間拘束は有名で、今回の仕事で飽き飽きしているんです。また、打ち上げの席で続編を訴えた能年に対し『あまちゃんは忘れなさい。次のステップに進むの!』と女優として諭したというんです。ドラマはアキの成長物語と同時に母・春子の生き様を描いており、小泉抜きでは進まない。NHKは紅白歌合戦の出場などで手打ちをしようとしましたが、駄目でした」(制作関係者)

 さらにダメ押しは、ドラマの生みの親である官九郎が続編を望んではいないことだという。
 「当初から官九郎は本作で終わりと宣言していた。また、肝心のスケジュールが空いていない。NHKとしても今後の関係があるだけに、ゴリ押しできないんです」(NHK関係者)

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