「初代の寺脇康文は7期務め、二代目の及川光博は3期。成宮もいつまでもつかと心配されていた。今回の降板話が事実なら、成宮は最短命ということでドラマ『相棒』史に名前を刻まれることになります。今回の騒動の原因も、やはり水谷。功労者となった水谷に対し今や誰も意見できず、スタッフは畏敬と憎しみを込めて『キング』と呼ぶほどですからね」
このキングを苛立たせているのが、最近、猛烈な勢いで右肩上がりを続ける“ナルミー人気”。自分より目立ち始めた成宮に対し、警戒心を持つようになったというのだ。
「最初こそ成宮を可愛がり食事に連れて行っていた水谷ですが、最近は完全無視状態。しかも、周囲には彼の演技力が気に入らないと漏らしているようです。何だかんだ言っても寺脇や及川も演技は巧く、そんな先代の相棒と明らさまに比較するそうなのです」(制作関係者)
水谷をイライラさせる原因が、もうひとつある。テレビ朝日開局55周年を記念して制作される劇場版最新作『相棒-劇場版III-巨大密室! 特命係 絶海の孤島へ』の前売り券の売れ行きが伸び悩んでいるのだ。
「劇場版Iの興収は約44億円、IIは約24億円と、回を重ねるごとに確実に売り上げが落ちている。しかも、水谷が主演した映画『HOME 愛しの座敷わらし』と、自ら企画立案した『少年H』が大コケしているため、『相棒III』は何としても成功させたい。結果、完璧主義者の水谷はどんな些細なミスも許さず、そのはけ口にされてしまったのが、成宮なわけです」
関係者の間では、「成宮には今年10月に放映されるシーズン13で殉職プランが用意され、その後は及川の復活が有力視されている」との話まで出ているという。
及川ミッチーも何期もつことやら…。