ここにきて、視聴率は下降傾向で、第19週「潮時じゃがいもガレット」(8月3日〜8日)は1度も20%の大台を超えることなく、週平均は18.1%(数字は以下、すべて関東地区)にとどまった。同6日木曜の放送が、「広島平和式典」のため、39分遅れとなり、15.8%と大きく落ちたのが響いた。19%を上回ったのは7日金曜の19.4%だけで、1週間を通じて、低調だった。
これで3週連続ダウンとなり、前週と比較すると、1.0ポイントダウンとなり、これまでの最低だった第9週の18.3%を下回って、自己ワーストを記録してしまった。
ドラマは能登編から横浜編になって以降、パティシエ修行に励む主人公の希(土屋)と、その師匠である「マ・シェリ・シュ・シュ」のオーナーシェフ・池畑大悟(小日向文世)との対決が“売り“になっていた。
しかし、輪島塗職人である夫・紺谷圭太(山崎賢人)の師匠で祖父である弥太郎(中村敦夫)が病に倒れたため、希は圭太を支えるべく店を辞めて能登に帰った。希と大悟の対決が見られなくなったことが視聴率に影響してしまったのか!? まだ、ドラマは7週残っており、なんとか巻き返しを図りたいところだ。
好調をキープしている杏主演「花咲舞が黙ってない」(日本テレビ/水曜午後10時〜)第5話(8月5日)は13.6%で、前週より0.5ポイント下げたが、依然他のドラマの追随を許さない。
初回12.7%と好スタートを切りながら、第2話では裏の「FNS27時間テレビ2015」ファイナルの影響を受けて、7.4%まで急落していた「ナポレオンの村」(唐沢寿明主演/TBS/日曜午後9時〜)第3話(同9日=15分拡大)は1.7ポイント上げたものの、9.1%で2話連続1ケタ台に終わった。裏で「ビートたけしのいかがなもの会〜テレ朝夏祭り!!バラエティ番組集結スペシャル〜」(テレビ朝日)第2部が13.0%、サッカー「EAFF東アジアカップ 男子日本×中国」(フジテレビ)が14.0%の好視聴率を獲ったことが響いたようだ。
AKIRA主演「HEAT」(フジテレビ/火曜午後10時〜)第5話(同4日=22時30分より放送)は3.4%で、前週と同じ。
西内まりや主演「ホテルコンシェルジュ」(TBS/火曜午後10時〜)第5話(同4日)は7.9%で、自己最低を更新。
仲間由紀恵主演「美女と男子」(NHK総合/午後10時〜)第17話(同4日)は5.1%で、前週より0.2ポイントダウン。
東山紀之主演「刑事7人」(テレビ朝日/水曜午後9時〜)第4話(同5日)は9.4%で、前週より0.4ポイントアップしたが、2週連続1ケタ台。
堤真一主演「リスクの神様」(フジテレビ/水曜午後10時〜)第4話(同5日=22時30分より放送)は5.0%で自己ワースト。
武井咲主演「エイジハラスメント」(テレビ朝日/木曜午後9時〜)第5話(同6日)は9.0%で、前週より1.0ポイントアップ。
蓮佛美沙子主演「37.5℃の涙」(TBS/木曜午後9時〜)第5話(同6日)は5.6%で、前週より0.1ポイントアップ。
北川景子主演「探偵の探偵」(フジテレビ/木曜午後10時〜)第5話(同6日)は7.4%で前週より1.3ポイントダウンし、過去最低。
芳根京子主演「表参道高校合唱部!」(TBS/金曜午後10時〜)第4話(同7日)は5.6%で、前週と同じ。
松山ケンイチ主演「ど根性ガエル」(日本テレビ/土曜午後9時〜)第5話(同8日)は7.0%で、前週より1.7ポイントダウン。
窪田正孝主演「デスノート」(日本テレビ/日曜午後10時30分〜)第6話(同9日)は10.2%で、前週より2.0ポイントアップし、2週ぶりに2ケタ台に復帰。
福士蒼汰主演「恋仲」(フジテレビ/月曜午後9時〜)第4話(同10日)は10.8%で、前週より1.1ポイント下げたが、2週連続2ケタ台をキープ。
NHK大河ドラマ「花燃ゆ」(井上真央主演/日曜午後8時〜)第32話(同10日)は12.2%で、前週より1.7ポイントアップし、3週ぶりの12%台となった。
(坂本太郎)