現在、39歳になる玉木はこれまで“独身最後の砦(とりで)”と言われていた。だが、先月発売された『週刊女性』(主婦と生活社)によると、昨年6月に女優の木南晴夏と結婚した結果、ファンクラブの会員数が激減してしまったことが終了の原因なのではということだ。
記事では、会員の女性がファンクラブでの“旅行イベント”の実態を証言。内容は、“バスツアー”のようなもので、参加者に玉木と同じ宿泊先を割り当て、握手はもちろん、依頼すると玉木が背後から抱きついたり、ホテル内で遭遇すると玉木との会話も可能な“サービス”がウリのプランを提供したという。「法に触れなければ何でもお願いしてOK」という“過剰なサービス”をお目当てに、イベントには毎回熱狂的なファンが殺到したようだ。
だが、玉木の結婚でファンの夢が覚めてしまったのかもしれない。イベントの空席が多々発生したことからファンクラブの閉鎖につながったのか。かつての“色男”は、徐々に色あせてしまったようだ。
そんなモテ男の玉木だが、デビュー当時からチヤホヤされていたわけではない。“色男”であるにもかかわらず、過去には体を張った経験もある。中には“黒歴史”と言われる活動もあったようだ。
玉木というと、16歳の時に地元・名古屋でスカウトされ芸能界へ。1998年にドラマ『せつない』(テレビ朝日系)で俳優デビューし、01年公開の映画『ウォーターボーイズ』で注目を集めた。
本作は、有名な俳優を多数輩出したことでも知られている。同映画の中でも注目されたのが、元バスケ部のお調子者を演じた玉木である。アフロヘアで登場し、シンクロ練習中に壊れたカセットデッキの火花で髪が燃えてしまうという、面白エピソードを持つ役柄でインパクトを与えた。
そして2002年、大塚製薬のポカリスエットのCM「バリカンと海」編に出演した玉木は、体を張った驚きのパフォーマンスを見せた。
「元気ハツラツの高校生を演じた玉木は『イってぇ〜』と言いながら、ガチでバリカンを入れられた。坊主頭に仕上げ、頭頂部にはハートの形が残った。そうして、電車に乗る女優の加藤夏希を自転車で追いかけながら愛の告白をするCMでしたが、今の玉木からは想像もつかないでしょう」(芸能ライター)
CM出演後の2003年、NHK朝ドラ『こころ』でヒロインが恋心を抱く花火職人を演じ広く認知されるようになった。その後、多忙を極め玉木の人気は右肩上がりに。04年6月には、『Seasons』で歌手デビュー、新たな分野に挑んだ。そして、玉木の代表作となったのが06年10月放送の『のだめカンタービレ』(フジテレビ系)。人気俳優の座を揺るぎないものにした。
「認知度が低い玉木の音楽活動でしたが割と長く続き、2011年6月のアルバム『START』を最後に、これまでシングル10枚、アルバム4枚をリリースしました。絶好調の俳優活動とは対照的に、音楽活動が成功していたかと言われると微妙ですね。玉木本人もCDが売れていないことを認めており、トーク番組で『売るために必死になるのがキツイ』と本音を漏らしていたほどです。さらに、『音楽は好きだけど、好きだけじゃできないということが分かった』と発言していた。今となっては触れてほしくない過去のようです」(前出・同)
玉木は俳優業と併行しながらライブ活動を続行し、2011年には初の台湾公演を皮切りに国内ホール公演を含むツアー『R.G.B 2011』を開催。だが、思ったほどの評判ではなかったようで、以降は活動を行っていない。
二枚目俳優として、これまで女性をとりこにしてきた玉木。それだけに玉木の電撃結婚は大きな衝撃を与えたに違いない。男として脂が乗ってきた頃合いだが、体を張ってこのピンチを乗り越えてほしいものである。