「当然ですが、コンサートの取材をしていた記者は誰も前田の卒業を知らされていませんでした。唯一、知っていたのが日テレで、デジカメを持ったスタッフが前田に密着し、普段はほとんど顔を見せない『ガチガセ』や『AKBINGO!』のプロデューサー、編成のお偉いさんも楽屋に勢ぞろいしていました」(事情通)
また、日テレが前田を手厚くサポートしている理由は別にあるという。今年の『24時間テレビ 愛は地球を救う』の恒例企画、100キロマラソンのランナーの有力候補に前田の名前が浮上しているというのだ。
「最終的なジャッジはまだ出ていませんが、前向きに検討しています。ランナーになれば最低1年間は日テレのバラエティー番組に優先的に出演できるという保険もある。また、前田が所属する太田プロの次期社長は元日テレ局員。編成部とかなり太いパイプがあるんです」(関係者)
前田に興味を示しているのは日テレだけではなく、他局も興味津々で争奪戦が起こっているかと思いきや、反応は微妙だというから驚かされる。
「TBSやフジも、日テレの出方を伺っている状態。正直、バラエティー番組での前田の能力は未知数で、レギュラー番組に起用していいものなのか、決断を躊躇しています」(事情通)
実は“AKB48”の看板が無くなった前田を待ち受けているのは、決して順風満帆な未来ではないという。「むしろ、茨の道が待ち受けていると言った方が正解だ」と語るのは、某芸能プロ幹部。
「前田は女優への転身を考えているようですが、時期を誤ったかもしれません。7月に公開される映画『苦役列車』が大コケすれば評価は駄々滑りになる。映画『もしドラ』や、ドラマ『花ざかりの君たちへ』(フジ)、『最高の人生の終わり方』(TBS)など、前田が出演したドラマはことごとくコケているし、今後も“元AKB48のエース”という色眼鏡で絶えずメディアから厳しくチェックされる。その重圧に彼女が耐えられるかどうか…」
注目されるのも今のうちか。