もっとも、『朝スバッ!』を巡っては3月一杯で打ち切りが決まり、新番組には元日本テレビの夏目三久(29)と明治大学教授・齋藤孝氏(53)の2人がキャスターを務めると発表されたばかり。みのが潜り込む余地など見当たらない。
それでも「絶対に復活します。いまのTBSの経営陣が代わらない限りは…」
と断言するのはTBS某幹部。みの復活プランは既定路線だというのだ。
「一番の魅力は、みのが持つ視聴率です。あれだけのスキャンダルにまみれながらも、潜在視聴率はいまだ8.8ポイントをキープしている。ライバルのキャスター・小倉智昭が8.5ポイント、羽鳥慎一が6.4、加藤浩次が7.1であることを考えれば、いかに卓越した数字かが一目瞭然。現に、みのがレギュラーを継続している『秘密のケンミンSHOW』(読売テレビ)は視聴率を落としていない。それどころか上がる週もあるんです」(番組事情通)
また、TBS局内には“みの派”を公言するプロデューサーや幹部社員がゴロゴロ存在するのだ。
「ツートップは井上弘会長と石原俊爾社長ですよ。マスコミの目があるため、なかなか会えませんが、今もメールや携帯電話で連絡を取っている。当初から“みの派”の幹部連は復帰の時期を1年後に想定していた。1年も経てば、次男の不祥事も世間は忘れてしまう。広告代理店筋からも内諾を得ていたそうです」(TBS報道記者)
視聴率不振に喘ぐTBSが全日帯の救世主として、再度みのを担ぐ理由はわかった。しかし、1年もしくは半年で打ち切りになるリスクのある番組オファーをどうして夏目と齋藤教授は受けたのか。
「夏目は番組が終わってもそのまま、みのと共に司会を続行する。また、ギャラを保障したまま齋藤教授もメーンコメンテーターとして新番組に横滑りする。2人にしてみれば、話がどちらに転んでも損な話ではない」(制作関係者)
そもそも今回、2人を強く推薦したのは他ならぬみの本人だったという。
「齋藤教授とは以前から番組などで顔見知り。これを機に、みのの会社『ニッコク』で芸能マネジメント業務を行うという話も囁かれているんです。また、夏目は日テレの『午後は○○おもいッきりイイ!!テレビ』で共演し、互いに気心が知れた仲。夏目の起用を巡って最終ジャッジに入った時も、やはりコンドームを手にした写真スキャンダルの一件がネックになった。その時もTBSの幹部連をみのが説得したといわれている。夏目はドラマ『半沢直樹』で空前の大ヒットを記録した俳優・堺雅人と同じ事務所所属という大人の事情もあるが、帯番組となれば話は別。みののプッシュがあったと見るのが妥当でしょう」(芸能プロ幹部)