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詐欺事件で金欠が発覚! 平成の芸能界大ブームのその後 小室ファミリーブーム

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小室哲哉

 観月ありさ、篠原涼子、安室奈美恵さん、華原朋美、鈴木亜美、TRF――。

 平成6(1994年)から平成9(97)年ごろにかけ、プロデュースを手掛けるアーティストたちがヒットチャートを席巻したのが、音楽プロデューサーの小室哲哉氏。手掛けたアーティストたちは「小室ファミリー」と呼ばれ、一大ブームを巻き起こした。

 もともと、小室氏は人気音楽ユニット・TM NETWORKのメンバーとして活躍していたが、ソロ活動を経て93年ごろからプロデューサーとして始動した。

 TRFの「EZ DO DANCE」、「寒い夜だから…」がロングヒットを記録し、デビュー時はアイドルだった篠原の「恋しさと せつなさと 心強さと」が大ヒットし、プロデューサーとして注目を浴びた。

 ダウンタウン・浜田雅功に「H jungle with t」名義で提供した「WOW WAR TONIGHT〜時には起こせよムーヴメント」が、ダブルミリオンを達成。華原とは恋仲になるなど、メディアを騒がせ、一躍“時の人”になった。

 しかし、1997年に安室奈美恵さんの「CAN YOU CELEBRATE?」が年間ランキング1位を獲得したものの、翌1998年は小室作品がTOP30入りせず。急速に失速し、いつの間にかブームは終息した。

 「非小室系のアーティストの台頭、華原との恋愛騒動で女にだらしないことを露呈したこともあり、ファンが離れていった」(芸能記者)

 ブームが去った後の02年10月には、自身もメンバーの音楽ユニット・globeのメンバー・KEIKOと3度目の結婚。08年に自身の著作権譲渡に関連した5億円の詐欺事件が発覚。逮捕・起訴され、09年5月に懲役3年、執行猶予5年の有罪判決が言い渡された。

 「海外への投資など、浪費を繰り返したせいで、事件発覚時に金欠だったことが判明。プロデュース料の前借りなど金銭トラブルが次々と発覚した」(同)

 その後、大手レコード会社のバックアップを経て再起するも、ヒット曲を生み出せず。くも膜下出血で倒れた妻の介護をしているかと思いきや、昨年1月に看護師との不倫疑惑を報じられ、突然の引退を表明。最近では離婚危機が報じられているが、まるでジェットコースターのような人生を歩む小室氏だった。

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