「シズちゃんはパンチが重いですが、スピード、瞬発力、ディフェンスの技術に欠けるのが欠点。アメリカなどは選手層が厚く、スピードとパワーを兼ね備えた選手が少なくない。もし五輪に出場して、そうした選手と対戦したら、玩具にされかねませんでした。ボクシングは食うか食われるかの格闘技。お笑い芸人が芸能活動の片手間でできる競技ではない。少なくとも玄人筋のファンはそう見ていますよ」(スポーツライター・織田淳太郎氏)
アマチュアボクシング連盟の事務手続きの不手際を指摘されたが、不出場が決まってむしろ良かったではないか。加えて、シズちゃんは体に爆弾を抱える身。2年前には頭部のMRI検査で脳に影が見つかり、再検査を受けた結果、何もなかったことを強調しているが、周囲の心配は変わっていない。
しかし、本人は4年後のブラジル・リオ五輪を目指す覚悟の様子。そもそも、ボクシングで二足のわらじが履けるものなのだろうか。
「もしリオ五輪を本気で目指すなら、世界レベルの猛特訓で肉体改造しなければならない。東南アジアはレベルが低過ぎるので、選手も五輪レベルに達していませんからね」(同)
芸人のままが得策か。