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2万5千光年先の宇宙人へ「アレシボ・メッセージ」

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画像はイメージです。

 時折写真や動画が撮影され、衝撃映像として世界中で話題になることもある、UFO。常識では考えられない飛び方をすることから、地球よりはるかに文明の進んだ宇宙人の乗り物ではないかとも考えられたりしている。中には墜落、着陸したUFOから宇宙人が出てきて…といった話もある。

 そこで出てくるのが、「本当に宇宙人は存在しているのだろうか?」という疑問だ。空飛ぶ円盤に乗って地球にまで訪れているかどうかは別としても、宇宙に無数の天体が存在している以上、地球と同じような条件に恵まれ、知的生命体が存在する天体も低確率ではあるが存在するはずであると。

 そして1974年、プエルトリコのアレシボ天文台から宇宙に向けてあるメッセージが発信された。0と1の組み合わせで、数字や太陽系の図と地球の位置、簡単な人間の姿とDNAの構造などが一覧になっているものだ。このメッセージは1679文字からなり、23と73という素数をかけたものになっている。つまり、素数が理解できる知能の持ち主であれば、受信したメッセージを読み解くことができるのだ。

 送り先はヘラクレス座M13球状星団、片道約2万5千光年の電波交信となる。

 当然、このアレシボ・メッセージには疑問も出ている。送り先の球状星団は宇宙の初期に形成された古い天体にあたるので、もし電波が到達しても生命体が存在する可能性は非常に低いとする意見が多いのだ。しかし、そもそもこのアレシボ・メッセージ自体1974年に改装された記念として発信された、一種の記念式典でもあった。受信されて返事があるかどうかよりも、人類がここまでの技術を獲得できるに至ったのだというお披露目の目的が大きかったとみていいだろう。

 さて、そんなアレシボ・メッセージの返事か!? と思われるミステリーサークルが2001年にイギリスのチルボルトン天文台近くに出現して騒ぎになった。そのミステリーサークルによれば、受信者は三本の鎖で構成されたDNAを持ち、頭でっかちで小さな体を持つ人型の生物であるという。なお、このミステリーサークルについてはさすがにジョークで作成されたものであることが後に判明している。

文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所

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