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レピッシュ・マグミの「音楽玉手箱」今週はこの1枚を聞け!<第150回>

 毎週金曜日に連載するレピッシュのマグミによるオススメCDを紹介する企画の第150回目。マグミがDJの際にいつも持ち歩く音楽玉手箱」(CDボックス)から、今週のオススメCDをピックアップしてもらった。

◇今週のこの1枚◇ジョージ・ハリスン「Cloud Nine」(1987年/Dark Horse)

 ジョージ・ハリスンのソロアルバムで、多分、一番売れたアルバムではないでしょうか。1stシングルの「Got My Mind Set on You」は、アメリカでもNo.1ヒットとなりました。個人的にも一番好きなアルバムです。

 ビートルズの中でもポール・マッカートニーとジョン・レノンに挟まれ、初期から作品は発表していますが、作曲では、いぶし銀的な存在だったと思います。途中からインドの音楽に没頭し、個性が強く見られるようになります。後期になると、2人に後れを取らないような作品を発表するようになります。前期の作品も好きなのですが、後期は名曲が多いですね。「Abbey Road」の「Something」などは、シングルでも大ヒットしています。

 この当時、前作のアルバムがあまり売上が芳しくなく、どちらかと言えば、自分の出資する映画会社「ハンドメイド・フィルムズ」に力を注ぎ、ショーン・ペンとマドンナ元夫妻が主演して話題を呼んだ「上海サプライズ」で制作総指揮を務めるなどしていました。その中で自分の未発表曲を公開し、エキストラでもビッグバンドの一員として出演し、その時、エレクトリック・ライト・オーケストラを休止していたジェフ・リンも出演していて、そこで意気投合してこのアルバムを共同で作ることになりました。

 非常にシンプルな音の作りで、音数も少なく、一つ一つの音のインパクトが強いです。当然、ハリソン風の美メロ満載です。ジェフ・リンの味付けも非常に気持ちのよいサイケデリック感を出しています。のんびりした曲は、この人の性格にも合って、いい味が出てますね。

 彼も癌で亡くなったのですが、同じ時代に重なれただけでも幸せを感じますね。

■マグミ オフィシャルウェブサイト http://magumi.jp/main.html
■ライブ日程はこちら http://npn.co.jp/newsrelease/detail/2491382/

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