その一人である大御所・ビートたけしが、島田紳助のわがままを牽制する発言を度々行っている! この一連の発言に、一部の芸人たちは拍手喝采中であるらしい。
日本テレビの人気番組『メレンゲの気持ち』700回記念に、若手芸人のオードリーが出演した時、ビートたけしが登場した。この時、たけしがオードリーに、
「早くさぁ、タモリとか、紳助とかをさぁ、引っ張り降ろさないとなぁ」
と冗談っぽく言ったのである。突然の爆弾発言にオードリーは動揺を隠せなかったが、その場にいたスタッフからは、笑いが起きたという。
また、東京スポーツ紙上でも、ビートたけしは島田紳助の行動を揶揄している。『オールスター感謝祭09』の生放送中の東京03を叱りつけた紳助を皮肉って「収録前にいろんな奴が挨拶にくるようになってまいったよ」と発言したのだ。
これら一連の発言には、島田紳助と大竹まことの対立があるという。元々『M-1グランプリ』の審査員を務めていた大竹だったが、紳助との考え方の違いから番組を降板している。この降板に不快感を示した紳助が、大竹まことの息子がマネージャーを務める東京03を叱責した。大竹まことの降板劇のしっぺ返しを、大竹の息子にした形になったわけだ。一方で、大竹まこととビートたけしは20年来の盟友である。大竹親子を攻撃する後輩の紳助にちくりと皮肉を放ち、対立する両陣営を牽制したと見られているのだ。
お笑い界では、紳助派の筆頭と見られていた松本人志が、ビートたけしとの番組共演に積極的な発言を行っており、浜田雅功もビートたけしとドラマでの共演を果たしている。業界新勢力図から目が離せない。