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球界地獄耳スクープ 〜燃えるWBC〜 楽天・田中将大が今オフにヤンキースが50億円入札(2)

 助っ人の一人は来日前に夫婦げんかで暴行の疑いで逮捕される一幕もあったが、1年総額3億円で獲得したアンドリュー・ジョーンズ外野手(35)。メジャー通算434本塁打は過去来日した外国人選手では最高。アトランタ・ブレーブス時代の'05年には本塁打王と打点王の2冠に輝き、'10年連続でゴールドグラブ賞も獲得。ドジャースなどを経て'11年からヤンキースの外野手として貢献してきた。
 もう一人は年俸1億円+出来高のケイシー・マギー内野手(30)。昨年7月、パイレーツからヤンキースに緊急移籍し、左手骨折のロドリゲス、右足負傷のテシェイラの代役として一、三塁をカバーした通算61本塁打のマルチプレーヤー。
 「両選手ともに即戦力です。さらに今季はダイヤモンドバックスからFA移籍した斎藤隆投手もおり、メジャーリーグからの補強なら楽天が一番。問題はなぜヤンキースの好選手を獲得できたか。そこは魚心に水心。楽天、ヤンキースがともにマー君でいい関係を築こうと、接近を図っているのです」(スポーツ紙デスク)

 今シーズンで入団7年目を迎える田中は来オフに国内FA権、'15年オフには晴れて海外FA権を得る。
 松坂大輔(西武→5111万ドルでレッドソックス)、ダルビッシュ有(日本ハム→5170万ドルでレンジャーズ)がそうだったように、球団としては田中の海外FAを待たず、今オフにポスティングシステムを使ってメジャー球団に売却した方が得策なのだ。
 早い話、'15年終了まで田中を引っ張るとメジャー球団にタダで持っていかれてしまうが、ダルビッシュ同様に今オフにポスティングにかければ、約50億円の移籍金が期待できる。

 ただしポスティングシステムには「最高額を入札したチームに独占交渉権を与える」という縛りがあり、その意味では移籍先はヤンキースという保証はないが、抜け道はあるという。
 最高入札金のチーム名は日本のコミッショナーを通じて日本の当該球団に伝えられるのだが、日本の球団は何月何日に相手球団から振り込みがあった、と報告するだけで、コミッショナーが領収書を調べて振り込み確認をすることはしない。
 「ヤンキースが破格の入札金を提示しさえすれば、すべては事足りるのです。楽天はいったん入札金を受け取って返金も可能。そのような誘い水も今回のヤンキースからの助っ人には秘められているのではないか」(球界関係者)

 田中は昨年末、8000万円増の年俸4億円プラス出来高払いで3年契約を結んだが、得心はしていない。
 「僕らの世代(1988年生まれの広島・前田健、巨人・坂本、澤村)で日本の野球がすごいんだ、と世界に見せたい。3月のWBCでメジャー組抜きでもやれるということを…」
 と、話す田中の視線の先にはWBC制覇でのヤンキース入りが見て取れる。

 株価同様、三木谷オーナーもほくそ笑んでいる。

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