大コケした映画『セカンドバージン』のリベンジを果たそうと、満を持して臨んだドラマ『理想の息子』(日本テレビ)の評判が最悪なのだ。実際、1月から放映されるドラマの前評判は高かったから、現場の落胆は増大する一方。
「一番は京香がこのドラマでも脱ぐと言われていたからだ。息子とシングルマザーの禁断の関係が物語の機軸になるという話だった。次に脚本が野島伸司だったこと。性に対する過激描写には定評がある。そして、『Hey!Say!JUMP』で一番の人気を誇る山田涼介が出演していること。高視聴率獲得への3本柱はあったのですから」(芸能プロ関係者)
しかし、いざフタを開けてみてガッカリ。京香が脱ぐどころかお色気シーンは一切なし。完全なコメディードラマだった。
「番組視聴率は初回が13.9%、2回目が12.4%。3回目は微増で14%台にアップさせたものの、前枠で放映されていたドラマ『妖怪人間ベム』は17〜18%台を叩き出していた」(スポーツ紙放送担当記者)
現在、ドラマの視聴率を下支えしているのは山田のファン。つまり、ジャニーズのおかげというわけだ。
「1回目で京香のエロスに期待していた中高年ファンは全て離れてしまった。あらすじは『母ちゃんが一番好き』と公言する高校生の息子と『私のために家を買え』と過激に干渉する母親の関係。しかも、母親が不良だらけの高校の学食でパートをしているという理由で息子が名門校から転校してくる。ダメ押しは、行った高校のワルガキからイジメに遭うが、噛みつきや、母親の写真を踏ませるシーンなど、出来の悪いコント以下の作品。母と子の禁断の関係を描いていた方がよっぽど視聴率を取れたはずだ」(ドラマ関係者)
なぜ、こんな情けない作品が出来上がってしまったのか。当初はコメディーという体を保ちながら、噂されていたように京香のお色気シーンはふんだんに用意されていたという。
「第一稿の脚本には、京香の入浴シーンや酔って服を部屋中に脱ぎ散らかしたり、夢の中で山田とキスをしたり、肌をあらわにしたドレス姿の京香がホストに囲まれてウットリしているなど、過激シーンが描かれていた。ある意味、女の部分を強調したキャラの母親だったのです。ところが、脚本を見て京香サイドから物言いが付き、大幅に訂正されたんです」(制作事情通)
結果、現在のような肝っ玉母ちゃんに変身してしまったのだ。
「あのキャラなら京香である必要は全くない。泉ピン子で十分ですよ(笑)。京香がチョットでも脱いでいたら、視聴率は軽く20%を超えていたでしょう」(芸能プロ関係者)
どうやら京香は、またしても自らの女優生命を縮めてしまったようだ。