「俺にはない面白い発想がある。いいアイディアはどんどん取り入れるし、逆にそれは俺の幅が広がることにもなる。俺も彼を使うけど、彼が俺を使えばまた面白い」。
また、高山&NOSAWAは他の出場チームにはない特色がある。スーパーヘビー級とジュニアヘビー級という取り合わせは唯一無二で、高山が実感する「デコボコのほうがいろんな動きが出来る」という利点は大きなアドバンテージになる。さらに「俺の剛とNOSAWAの柔が噛み合えば、タッグチームの可能性はより広がる」というのだ。
出場するからには、高山は優勝しか見えていない。ただし、世界最強タッグという冠に興味はない。いかに歴史と伝統のある大会であろうとも「ただのタッグリーグ。全日本の年末のお祭りに出るだけの話」とにべない。あくまでも強さの代価として優勝という結果がほしいだけである。
GURENTAIからは世界タッグ王者組の太陽ケア&鈴木みのるもリーグ戦に出場するが、帝王は同門による優勝戦を、「当たり前のこと」として捉えており、「2チーム出るからには、決勝戦にとらわれず、もっと大きな何かを作りたい」という。
そのためにもNOSAWAの力が必要であり、高山はリーグ戦では「その日その日によって司令塔が変わるかもしれないし、彼がずっと司令塔かもしれない。正太郎君のように俺を操るかもしれないね」と、臨機応変に対処するつもりだ。