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ボビー・オロゴンの弟がボクシングに転向へ

 バラエティー番組でおなじみのタレント、ボビー・オロゴンの弟でタレント兼格闘家のアンディ・オロゴン(28)が、ボクシング転向への第一歩をしるした。

 アンディは7月8日、福岡・九電記念体育館での亀田興行の前に行われた、プロボクシングのミドル級B級ライセンスのプロテストを受験。日本ランカーを相手に軽快な動きを見せた。結果は後日発表となるが、合格は濃厚と見られている。

 兄ボビーから、「(マニー)パッキャオは1試合で30億円も稼ぐんだぞ。オマエもボクシングをやって、オレを楽させろ」と勧められたアンディは、6月15日に沖縄の平仲ジムに入門。ジムに住み込んで、約3週間の特訓を経て受験。元WBA世界ジュニア・ウエルター級王者の平仲明信会長は、「本番に強い。合格ですよ」と太鼓判。アンディは「30億円もいらないけど、1試合で3億円稼ぐボクサーになる」と決意表明。

 アンディはK-1、総合格闘技の両刀でファイト。昨年大みそかの「Dynamite!!」では、プロ野球から転向した元横浜、オリックスの古木克明の相手を務め注目を集めた(アンディの判定勝ち)。タレントとの兼業ながら、アンディ・サワー、小比類巻太信(旧名=貴之)、ブアカーオ・ボー・プラムックらの強豪とも接戦を繰り広げ、非凡な格闘技センスを覗かせていた。

 アンディがボクシングに転じた理由には、K-1を主催するFEGのお家の事情も関係しているもよう。ボクシングでは他の格闘技との両立を禁じており、デビューした場合はK-1からは完全撤退となる。なお、テストに合格した場合は、WBA世界バンタム級王者の亀田興毅が2度目の防衛戦を行う、8・31日本武道館でのデビュー戦がプランされている。
(落合一郎)

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