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ゆく年くる年 プロ野球12球団ベンチ裏の隠密行動全部バラす!(3)

 将来的なメジャー挑戦の意向を表明していた前田健太(26)は、来季も広島でプレーする。そのメジャーから9年ぶりに日本復帰となるのが松坂大輔(34)だ。
 「ソフトバンクの佐藤コーチは松坂の復活を託されますが、投手育成では工藤公康新監督も確固たる持論がある。筑波大で運動学を共に学ぶ吉井理人コーチも工藤監督に付くと思われるので、投手の指導法をめぐる3者の出方が見物です」(地元関係者)

 その松坂は単身赴任での福岡生活。夫人はボストンに残り、子供たちをアメリカで育てることになったが、そうなると中洲のネオン街の誘惑が松坂の復活にどう作用するか。
 実は今季のソフトバンクは規定投球回数に達した投手がスタンリッジ(36)と中田賢一(32)だけ。昨年のオフに獲得した外様だ。これは“中洲パワー”のおかげともいえ、工藤監督も安心していい!?

 一方、浮かない顔をしているのがDeNAの中畑清監督。DeNAは『兼任』の肩書を持ったコーチが多かったが、投手、打撃、走塁の各部署に専念する新体制に改めた。
 「そのコーチ陣を仕切っているのが進藤達哉ヘッドコーチ。旧ベイスターズOBが多い体制なので、中畑監督が“独り”になりがちです」(担当記者)

 東野峻(28)、岡島秀樹(38)の元巨人投手を獲得したのは、話し相手が欲しかったからか。
 「巨人の次期監督問題が暗礁に乗り上げています。松井秀喜氏はヤンキースの臨時コーチは二つ返事で受けるのに、巨人監督の話ははぐらかすばかり。人材難のため、来シーズンで契約が切れる原辰徳監督に3度目の続投要請を出す可能性も出ており、高橋由伸(39)、阿部慎之助(35)へのつなぎ役で、同じく任期が来季までの中畑監督が臨時復帰することも十分考えられます」(前出・ベテラン記者)

 巨人はそれよりも、目の前のことが悩ましいに違いない。相川亮二(38)のFA獲得により、ヤクルトにプロテクト名簿を提出。一体、誰が出ていくことになるのか。もちろん選ぶヤクルトにも悩みはある。人件費のパンクだ。チームは2年連続最下位でも、若手野手が成績を上げ、昇給せざるを得なくなった。成瀬善久(29)、大引啓次(30)のFA補強により、それぞれロッテと日本ハムに名簿を出さなければならない。
 「ロッテの伊東勤監督の得る補強は、FAの人的補償だけになりそう。『この戦力でよく戦っている』の評価もあり、指名する選手には困らないはず。日本ハムは世代交代が激しい。独自のドライ査定は有名で、次の退団候補は大野奨太(27)、陽岱鋼(27)とされ、斎藤佑樹(26)には、いまだトレードの申し込みが殺到しているようです。斎藤放出を断る日ハムのやり方に、他主力選手が爆発するかもしれません」(同)

 プロ野球12球団は、穏やかな“ゆく年くる年”とは無縁のようだ。

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