関東ではなじみがないだけに、「この女子アナは何者?」といった声も多いが、実は関西では人気のフリー女子アナなのだ。
八木アナは、なんと米ロサンゼルス生まれで、8歳まで米国で過ごす。帰国後は大阪で育ったが、父親の仕事の関係で、小学校4年〜6年までは韓国で生活した。大阪府立住吉高等学校在学時の2年秋から3年の夏休みまで、米シアトルに留学している。そんなわけで、英語と韓国語はナチュラルに堪能で、3か国語を使いこなす。
同志社大学文学部英文科を卒業後、01年4月に毎日放送(MBS=TBS系)に入社。得意の語学力を生かして、出演番組で通訳、外国人アーティストや俳優へのインタビュアーを担う機会も多く、重宝された。
04年10月、三宅裕司とともに司会を務めた毎日放送制作のTBS系クイズ番組「クイズ!家族でGO!!」が全国ネットで放送され、初めて全国区デビューしたが、番組はわずか3カ月で終了した。
07年5月、大学病院勤務の整形外科医と結婚したが、仲人役は先日亡くなった、やしきたかじんさんだった。
11年3月末をもって、毎日放送を退社し、フリー転向。同年4月から、「NEWS ZERO」金曜日、「たかじん胸いっぱい」(関西テレビ)に出演。
現在はBS日テレ「医療の扉」ナレーション、「ごごネタ!」(CBC/TBS)火曜日、NHK大阪「ぐるっと関西おひるまえ」金曜日、BSフジ「旅するハイビジョン 全国百線鉄道の旅」ナレーション、ラジオ関西「関西クラブ信子」(月曜日)、ラジオ日本「信子の部屋〜MADAME SHINKO's ROOM」(木曜日)、TOKYO FM「JINRO presents コリアンテナ」(土曜日)、NHKラジオ第2「人生を変える!“ウェルビン”ハングル」(月〜金曜日)と、多数のレギュラー番組をもつ超売れっ子女子アナ。
女子アナ・ウォッチャーのK氏によると、「山岸アナと違って、安心してアナウンスを見ていられますね。関西ローカルの女子アナで、東京に進出して成功した例は多いとはいえません。最近では、元朝日放送の赤江珠緒アナぐらいでしょう。金曜だけでは、全国区でのブレイクは、なかなかできないと思います。関西では売れっ子ですから、レギュラーは難しいかもしれませんが、全国区での出演機会を増やしてほしいものです」と語る。
これだけのキャリアを持った八木アナだけに、全国区でのブレイクを期待しています。
(坂本太郎)