1本はパナソニックのマッサージ機器『おうちリフレ』。居間のソファに寝ころんだホットパンツ姿の山岸が、腰に温感パッドをつけ「ううん…」とか「あっ…」など、気持ちよさそうなあえぎ声をもらすバージョンである。
もう1本はユピテルのポータブルカーナビゲーション。バスト&パンティーラインがくっきりわかる、体に密着したニットワンピースを着て街を闊歩するバージョンだ。
ただ、これらのCMに出ている山岸に対し、キャスター失格ではという声が上がっている。山岸は現在、夜11時から始まる『NEWS ZERO』(日本テレビ系)のメインキャスターである。同番組は政治・経済からエンタテインメントまで幅広く扱い、山岸はその“顔”だ。
CMを見たある全国紙関係者が、こう話す。
「山岸は何か勘違いしていますね。CMではお色気で売るB級女優のようです。番組でニュースを紹介する山岸を見てCMにだぶらせると、ニュース解説がどこか安っぽくなる」
たしかに『スーパーニュース』(フジ系)の安藤優子がその類のCMに出るだろうか。『とくダネ!』(同)の菊川怜も断るに違いなかろう。
「テレビ東京系『ワールドビジネスサテライト』の小谷真生子でさえ、自分が出ている番組の性格をわきまえ、化粧や髪型などを地味にしてCMにも出ない。そのため、報道内容に信用度が増している」(テレビ業界事情通)
山岸がこうしたCMに出る背景には、彼女の事務所『セントフォース』と日本テレビの間に、営業方針でズレがあるのが原因といわれている。
「山岸の事務所は、CMでもっと稼がせたい。だから、他局の番組にも出して名前を売り、CM本数を増やそうとしている。しかし、日テレ側は、品性を損なうことはないようにと注文を出している。しかし、事務所としては、それならもっとギャラをくれということになるが、日テレ側はそのへんを曖昧にしている」(番組制作関係者)
山岸が日テレを去るのは時間の問題?