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武蔵とK-1に温度差露呈

 「K-1ジャパンGP」(6月29日、マリンメッセ福岡)の開催発表が20日、都内ホテルで行われ、日本のエース武蔵が参戦することになった。ジャパンGPを過去4度制し、4月には澤屋敷純一との日本人最強対決にKO勝ちしていることから、予選会の出場に内心不満気。K-1サイドとの温度差が表面化してしまった。

 この日の会見では2004年6月以来となるジャパンGPの開催が発表された。9・27韓国ソウルで行われる「K-1ワールドGP開幕戦」の出場権を得るため、武蔵をはじめとする日本人7選手と推薦選手の極真世界王者エヴェルトン・テイシェイラの参戦が決まった。
 会見では同GP制覇に向けて意気込みを語る各選手をよそに、武蔵だけは様子が違った。口から飛び出すのは「僕の名前がないと盛り上がらないということで出ることにしました」「極真世界チャンピオンも出るということなので出ることにしました」などとよそよそしい発言が続いた。
 無理もない。武蔵にとってみれば、ジャパンGPは過去1999年をはじめ2000年、02年、03年と4回も制したことから一度は「もうジャパンはいいでしょう」と“卒業”した大会なのだ。そればかりか4月に澤屋敷純一との日本人最強対決にKO勝ちしていることから、当然同GPはお役御免だと考えていた。
 だが「澤屋敷選手はダメージもあるので今回は回避。大会を盛り上げるために武蔵クンに頼み込んで予選に出てもらった」(谷川貞治イベントプロデューサー)とK-1サイドに猛プッシュされたことから、やむなく出ざるを得なかった。それでも武蔵の中ではまだ納得しきれていない。
 会見後には「っていうか僕的にはジャパンは4回も優勝して卒業したものだと思ってました。ファンの方からしても武蔵は何回優勝したら気が済むんだって話ですよ!」と不満を漏した武蔵。澤屋敷戦で痛めた左ヒザの負傷によりまだコンディションもままならない日本のエースは、果たして本番までに戦闘モードになるのだろうか。

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