ドラマは木村演じる天才物理学者が未来から来た暗殺者に殺され、婚約者(柴咲コウ)も命を狙われると、彼そっくりのアンドロイドが守るというSFラブストーリー。初回視聴率は19.25とまずまずだったが、第2話14.2%、第3話13.2%。この結果にドラマスタッフはただオロオロするばかりだという。
「2回目で視聴率を落とすのは一番ダメなパターン。要は中身がつまらないという証です。今後はもっと下がることが予想される」(他局ドラマプロデューサー)
そんな『安堂ロイド』スタッフの頭を悩ませる新たな問題が浮上。女優陣の不仲説が取り沙汰されているのだ。ヒロイン・柴咲コウ(32)と『AKB48』大島優子(25)が冷戦状態に突入しているというのだ。
「柴咲が大島に対して演技のダメ出しをしているんです。発声法や台詞のイントネーションが違うなど、事細かに指摘するそうです。現場ではいまのところ女優経験の少ない大島に対し、柴咲が善意で教えている見方になっている。しかし、あの教え方はイビリに近い。いずれ、大島の不満が大爆発するのは時間の問題です」(現場関係者)
実は、柴咲と大島のいさかいには伏線があった。収録前から大島のポジションを巡って、柴咲サイドからある疑問符が投げかけられていたというのだ。
「柴咲はこのドラマのヒロインは自分であることを主張したかったようです。出演者のキャラクター設定でも、柴咲は文句ない美人扱い。大島は三枚目。しかも、メガネを掛け、見ようによってはブサイク女を演じている。正直、大島は不満タラタラですよ」(同)
とはいえ、大島に対する現場スタッフの評判はすこぶるいいようだ。
「AKBとしてトップに君臨しているが、女優としては駆け出しであることを知っている。誰よりも早くスタジオ入りするし、ADにも声を掛ける。いまや大島は現場のムードメーカーなんです」(芸能プロ関係者)
ところが、この大島の頑張りと明るさにイラッときているのが柴咲。
「スタッフも柴咲には話しかけないが、大島には積極的に声を掛ける。だから大島の周りはいつも人でいっぱいなんです。片や柴咲の周囲はマネジャーかプロデューサーしかいない。柴咲は気難しい女優ですからね、だれも近寄らない」(事情通)
さらに、柴咲がへそを曲げているのが大島への木村の接し方だ。
「木村は大島がかわいくて仕方がない。台本を読み込み演技についてもちゃんと考えて現場に入るが、何か迷い事があると積極的に木村に相談する。最近は木村の意向で大島の出番がどんどん増えているんです。以来、現場で柴咲が大島に対するダメ出しが多くなったんです」(ドラマ関係者)
“安堂ロイド”は大島を守りそうだ。