元専属コーチで恋人、一時は同棲していたニコライ・モロゾフ氏(37)が本命視されるものの、「出産の事実も知らないし、自分が父親ではない」と断言。現在、新横浜で安藤と一緒に住んでいるとされるイケメンスケーターの南里康晴(27)も「父親は僕じゃない。一緒のマンションに住んではいるが、同棲もしていなければ、つきあってもいない」と否定し、父親の存在を隠ぺいするために安藤に利用された、といわんばかりの意外な展開を見せているのだ。
「おかげでフィギュア関係者は大混乱している」
と話すのは、全国紙体協担当記者。
「日本スケート連盟としては、本当の父親が誰であろうと、ひとまず南里との間にできた子という疑いが残ったままで幕引きを図りたかったのですが、南里が途中でぶち切れてしまった。本人は安藤とはジュニア時代からの親友同士であり、あくまで善意でダミーの父親疑惑を演じていたのでしょうが、やれスケートでは食っていけず、居酒屋でアルバイトしているが、年収はたった100万円だの、安藤の母親が(定職がなく)結婚に反対している、だのと報じられ、ブチ切れてしまったのです。おかげで連盟内は真の父親探しで大混乱したのです」
本命、対抗が否定したことで、「父親探し」が始まったのだ。かつての安藤のコーチの中には日本人コーチもおり、また先輩スケーターが妊娠にかかわっていれば、セクハラ、パワハラといったスキャンダルに発展しかねない。文科省の目もあり、DNA鑑定も視野に入れて事実解明に乗り出しているのだという。
もっとも、安藤出産の事実は、同連盟会長の橋本聖子氏(参院議員)だけには知らされていたというが、その橋本氏が“ママ美姫問題”以上に頭を痛めているのが、来年2月のソチ五輪(ロシア)から採用される団体戦の出場問題だ。
フィギュア王国の日本はすでに男女シングルでの出場枠(各3)を獲得しているが、カップル種目のペアとアイスダンスの枠は得ていない。このままでは男女ともダントツの選手層を有しながら、男女シングルとカップル種目の総合得点で競う団体戦は「不戦敗」となる。