『ガールズ&パンツァー』(通称ガルパン)は、昨年の10月〜12月まで放送され(11話と最終回のみは今年3月に特番で放送)、“戦車道”という架空の武道を作り、第二次大戦中の各国の戦車と、美少女キャラという異色の組合わせで大ヒットしたアニメ。放送時の盛り上がりについてタミヤ模型の営業担当者は、「アニメの影響力は大きく、ミリタリーモデルが全般的に好調。マイナーな車輛も売れている」と驚きを語る。タミヤは、国内で最大規模の戦車模型を販売しているメーカーで、ブームの影響も大きかったようだ。今回も新商品に混じり、ガルパンの最終回に多数登場したタイガーI 戦車のキット展示を行なっていた。「ミニ四駆ブームの時もそうでしたが、やはりアニメの力は侮れません。このブームはまだしばらくは続きそうですので、注目していきたです」と語っていた。
アニメとコラボし、オフィシャルで作中に登場する戦車を販売しているプラッツ。同社の広報は、「新たにヘッツァーなどを発売する予定です、作中のこれらの戦車はカスタムがされており、実際には細かい部分に違いがあるのですが、近い仕上がりにはなっています」とコメント。今後の展開については、「放送は終わりましたが、ブルーレイとDVDの発売が続いていますので、まだまだやれることはありそうです」と語った。さらに、ガルパンが予想外の人気を得たことで、新たな作品展開の噂もあるとのことで、「まだ、確定情報ではないですが、新しい動きを考えているという話は聞きました」と新作を匂わせるコメントもあった。(斎藤雅道)