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新感覚不思議缶! 缶カレーライスが流行している!?

 東京の秋葉原でおでん缶が流行して久しいが、近頃、巷の自動販売機で見かける不思議缶に「カレー関連」がある。

 カレースープではなく、「カレーライス」に「カレーリゾット」だ。自動販売機の中の缶コーヒーや缶ジュースに混じって“カレー”の文字を見るのは何ともシュールな気分になる。

 ダイドードリンコ株式会社から発売されている「とろとろ煮込んだカレーリゾット」の方はカレースープの部分が多く、食べるというより飲む感覚に近い。コーン粒入りの缶コーンポタージュスープのように、具入りの缶カレースープだと思えばしっくりくるだろう。

 一方、寿マナック株式会社から発売されている「カレーライス缶」のほうはずっしりと重く、缶詰と同じイージーオープン式の開封方式を採用しているので缶の上面全体が取り外せるようになっており、プラスチックスプーンが添付されているので、食べるという感覚に近い。

 単純に考えて缶に入ったカレースープの中で長期間保管されたカレーのライス部分はお粥状態になってしまうのでは? と心配されるかもしれないが、いずれの商品もライス部分はこんにゃく米と呼ばれる粒状に加工したこんにゃくを使用しており、煮崩れる心配はない。

 こんにゃく米は十年以上前から米に混ぜてご飯を炊くためのダイエット補助食品として市販されている商品で、これを使用することによりカレーライス缶は290g入り1缶が166kcal、カレーリゾットは190g入り1缶が60kcalに抑えられている。

 市販のレトルトカレー1食分220gのルーだけで195kcal前後なので、単純にご飯の分がカロリーゼロとなる。小腹がすいた時に菓子パン1個を食べるよりもカロリーを低く抑えられるのだ。

 さて肝心の味や食感のほうだが、缶のままだと缶容器に慣れないだけに違和感を感じるかも知れないが、皿に移して食べるとルーはマイルドで意外とおいしく食べられる。カレールーとごはんを混ぜて食べる派の人ならより大歓迎に違いない。

 米ではなくこんにゃく米だけにやや弾力は感じるが、固めに炊いた米だと思えば問題ないだろう。缶入りなので長期保存も可能。ダイエット食や保存食、話のタネにチャレンジしてみてはいかがだろうか。(MOMOKO)

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