「初回出荷50万枚というかなり強気の新曲だったが、フタを空けてみると、発売初日のオリコン・デイリーランキングでは35万4403枚を売り上げ1位を独走。2位は東方神起のジュンスがソロ名義・XIAH junsuとして発売した『XIAH』で11万8510枚だった」(レコード会社関係者)
東方神起の活動休止後のソロ第1弾として注目されていたジュンスに20万枚以上の差をつける圧勝だったが、AKBの標的は今や同じ事務所の先輩グループ・SMAPの人気を超えたと言われる嵐だという。
「昨年はオリコンの年間シングルランキングで1、2位を独占した嵐。19日にリーダーの大野智主演の日テレ系ドラマ『怪物くん』の主題歌『Monster』を発売し、1週目のウィークリーシングルは54万3269枚を売り上げ当たり前のように1位だった。ところが、発売初日の売り上げをみると23万2045枚でAKBの方が大きく上回った。嵐のシングルは2週目に入って伸び悩み、AKBのシングル発売初日の売り上げは多くても1万2000か1万3000枚ぐらい」(同)
となると、次回のウィークリーランキングは2週目の嵐と1週目のAKBが“ガチンコ対決”することになるが、AKBの圧勝は確実だが、それがAKBサイドの戦略だったようだ。
「最近のジャニーズタレントの傾向として、1週目は予約分でかなりの枚数が売れるが、2週目はがくんと売り上げが落ちる。それを見越して、嵐のシングルの2週目と発売1週目のランキングがぶつかるように発売。そうすれば、今のAKBの勢いなら“打倒・嵐”は容易に達成できる。要は、『嵐に勝った』という実績を作ることが狙いだったが、この分だと、年間シングルランキング1位も狙えそう」(芸能記者)
おそらく、嵐と同じ日に発売してもAKBの方がランキングの順位を上回ったに違いないが、芸能界の“パワーバランス”を崩さぬ戦略での打倒・嵐を狙ったところがなんとも絶妙だ。