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ラジオ中継も撤退で巨人・久保新球団社長が繰り出す人気回復の“奇策”

 巨人の新球団社長に久保博氏(64=前・読売新聞東京本社常務取締役事業局長)が就任した。
 「巨人戦をはじめ、日米野球、WBC、大リーグの日本開幕戦、アジアシリーズなどのチケット販売運営に関わってきた人物です」(ベテラン記者)

 だが、そんな数字に強い実務派社長が就任早々、難題に直面させられた。ラジオ局が巨人戦の中継撤退を検討。すでに巨人サイドにもその旨を伝え“緊迫した話し合い”が続いているというのだ。
 「テレビ中継(地上波)がほぼ消滅状態になって久しいのに、その上ラジオまでとなると…。テレビ放映料は“1試合1億円強”とされ、ラジオは“同300万円”ほど。ラジオ局が撤退を検討した理由は、巨人主催ゲームを中継しても聴取率が全く増えないからでしょう」(関係者)

 とはいえ、巨人は今季も12球団トップの観客動員数を記録している。日本シリーズのリベンジとなった6月15日の楽天戦終了時点での主催ゲーム観客総数は、128万1079人。1試合平均では前年比で400人近く落ちているが、それは収容力の劣る地方球場での主催ゲームが増えたためであり、人気は依然として高いのだ。
 「今、どの球団も一番の収支項目はテレビ放映料ではなく、チケット収支です。観客席を満員にしているのにラジオ中継の打ち切りを言われてもピンとこないのでは? 見方を変えれば、球団経営を根底から見直す必要もありそうです」(前出・ベテラン記者)

 テレビ、ラジオが食いつきそうな経営改革案として再浮上してくるのは、松井秀喜氏の監督待望論。だが、周囲が熱くなればなるほど松井氏は巨人と距離を置こうとする。
 「久保新社長はアイデアマンでもあります。松井がイエスと言わなければ、桑田真澄氏もいるが、イメージ的に雰囲気が暗い。高橋由伸、阿部慎之助はまだ若いが、中日の谷繁兼任監督に倣って、プレーイングマネジャーというのもアリでは?」(同)

 敏腕新社長の“人事異動案”が注目されそうだ。

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