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IGF 高山 11・3小川に金網要求

 “猪木の犬”を黙らせる! 帝王が暴走王に宣戦布告だ。高山善廣が10日に都内のスネークピットで会見を開き、IGF「GENOME10」(11月3日、東京・JCBホール)で持ち上がっている小川直也との一騎打ちに意欲。「どうせ闘うなら金網でいい」と逃げ場のない金網での完全決着戦を提案した。

 今年に入って小川との遺恨を深めている高山が、いよいよ暴走王撃破に本腰を入れた。8月興行の直後に小川とのシングル戦が浮上しながらも、一向に正式決定をみないこの一戦。先週2日には、IGF総帥のアントニオ猪木代表に小川が直談判を行い、対戦決定を迫ったばかりだが、しびれを切らしていたのは高山も同じだった。

 「猪木さんがオレと小川をやらせるとか、小川が猪木さんにオレとやらせろって言ったとか、いったいどっちなんだよ」。小川との一騎打ちが決まるか、決まらないのか、情報が錯綜する日々。そんな状況からこの日は自ら報道陣を緊急招集し、きっちり「オレは前から小川とやるためにIGFに来たっていい続けてる」と改めて対戦表明した。
 ムカついてもいる。これまで小川から「ベルトがなきゃ価値のない男」「チャンピオンだってほざいているうちにやったほうがいい」などと挑発されてきた。暴走王から好き勝手に言われっぱなしの状況。すべて聞き流してきたが、さすがにこの日は黙っていられず、小川を「柔道家を名乗っているしょっぱい男」「猪木さんに乗っかってるおぼっちゃま」と“猪木の犬”を罵った。
 「いつも透かすのは向こう。場外場外、反則プレー…。どうせ闘うなら金網でいいんじゃない。オレと小川が金網に入ればいいだけ」。金網のジャングルに閉じ込め、暴走王を逃走できないようにする魂胆だ。12日に北朝鮮から帰国予定の猪木はどんな結論を出すのか。

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