北海道日本ハムファイターズ・大谷翔平(19)がテレビのインタビューで来季の目標を答えた。しかし“2年目の二刀流”は、2本のカタナの大きさが随分と違ってくるようだ。
「手薄な投手陣ですから、大谷は開幕投手を争うことになるでしょう。正捕手の鶴岡がFAでソフトバンクに移籍することが決まり、ライバル球団に内情まで流出することになってしまった。栗山監督も頭が痛いですね」(球界関係者)
今や、マー君の背中は遙か彼方の“元ハンカチ王子”斎藤佑樹(25)も右肩痛が癒えていない。そこで急浮上してきたのが、大谷の投手専任案だ。
今シーズン“投手・大谷”は13試合に登板し、3勝0敗。一方“打者・大谷”は打率2割3分8厘。どちらの成績もパッとしないが、その原因が二刀流による中途半端さにあるのは明白。
「将来的には打者一本に専念させたいというのが、首脳陣の正直な思い。しかし、今の日ハム投手陣の中で唯一、伸びしろが期待できるのは『投手・大谷』だけですから仕方ありません。奇策ですが、来季は投手、その次の年は打者の“隔年二刀流”というプランも囁かれています。営業面を考えれば、十分にあり得ると思いますね」(同・関係者)
二刀流による体力的な負担は相当なものだろう。隔年式で投手、打者の両面を育てていくのも悪くないかもしれない。
「日ハムは、とにかく次世代のエースを育てるのが急務。正捕手がいなくなるのですから、当然ながらディフェンス面のゼロからの作り直しも強いられます。首脳陣は、大谷がこだわる“二刀流”に気を配っている場合ではありません」(担当記者)
冒頭の言葉が「生涯通算で15勝、夢はいつの日か3割」に変わるかも!?