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肥満が原因!? 田子ノ浦親方急死で再び囁かれる“親方短命説”

 親方短命説は生きていた−−。2月13日午後、元幕内久島海の田子ノ浦親方(本名・久島啓太、和歌山県新宮市出身)が、東京都江東区の田子ノ浦部屋で倒れ病院に運ばれたが、死亡した。まだ46歳の若さだった。
 「この日の朝、いつものように部屋頭の碧山らを連れて春日野部屋に出稽古し、帰り際、清見潟親方(元幕内栃栄)に、今度は大阪で会おうと笑顔で話したそうです。あまりにも突然すぎる死で、事件性があるのではないかと警察官が部屋を訪ねる一幕もありましたが、翌日、死因は虚血性心不全と発表されました」(相撲担当記者)

 田子ノ浦親方は、昭和58年の全日本相撲選手権で史上初めて高校生で優勝するなど、早くから“怪物クッシー”と呼ばれ注目を浴びた。しかし入門後は伸び悩み、最高位は東前頭筆頭。平成10年九州場所後に引退し、平成12年2月、田子ノ浦部屋を再興。2場所前に愛弟子の碧山が入幕を果たしたばかりだった。

 大相撲界では去年の九州場所前、稀勢の里の師匠の先代鳴戸(元横綱隆の里)が急性呼吸不全のために一晩の入院で亡くなったばかり。こちらは59歳だった。どうしてこんなに親方たちが若くして急死するのか。
 「昭和40年代まで、『親方は長生きできない』と言われたものですが、その後、健康管理に励む親方たちが急増。長生きする親方が増え、年寄株が回らなくなり急騰するという計算外の現象も起こっています。短命説が再び息を吹き返しつつあるということは、親方たちの健康管理にも限界があるということでしょうね」(協会関係者)

 そう言えば、先代鳴戸は大関昇進のときの口上にわざわざ「健康管理」という言葉を織り込んだが、亡くなったときは現役時代よりも20キロ以上重い180キロ台だった。田子ノ浦親方も平成15年に急性心筋梗塞で倒れたのをきっかけに食事にも気をつけ、80キロあまりも減量したが、現役時代の体重は200キロを超えていた。
 急逝した2人の親方に共通するのは過度の肥満。長生きしたかったら、くれぐれも太り過ぎには御用心。

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