「『いい企画がないの』と言い訳しているが、実際は違う。完全に干されてしまっただけの話。今後、松嶋と仕事をやってもいいと手を挙げる制作スタッフを見つけるのは、大変だと思います」(キー局編成マン)
そのきっかけとなったのが、TBS戦後70周年記念作品のスペシャルドラマ『レッドクロス〜女たちの赤紙〜』。松嶋演じる従軍看護婦・天野希代が、満州事変から朝鮮戦争までの激動の時代を必死に耐え、生き抜いていくドラマだ。問題は視聴率。2回に分けて放送されたものの、前編が8.2%、後編が10.7%と、とても及第点にはほど遠い結果に終わったのだ。
「とにかくTBSの気合はハンパじゃなかった。夫役には人気俳優の西島秀俊を配し、他にも笑福亭鶴瓶や山崎努など豪華キャストを揃え収録に臨んだんです。かつて『家政婦のミタ』(日テレ系)で視聴率40%を記録したあの人気はどこに行ったのかと、皆、首を傾げていた」(スポーツ紙記者)
TBS関係者をガッカリさせた理由がもう一つあるという。それは出演料もスペシャルだったこと。
「他局の連ドラを断ったとかで結局、400万円も支払っているんです。それであの視聴率ですよ。あとで判明したんですが、他局のオファーなんて、なかったそうです。これじゃ詐欺にあったような気分。松嶋の賞味期限切れ説が業界に浸透するのは時間の問題です」(制作関係者)
そもそも松嶋を巡る賞味期限切れ説は、今に始まったことではないという。
「ドラマ『家政婦のミタ』での“視聴率40%女優”を掲げ、ドラマ『ラッキーセブン』(フジ系)、映画『藁の楯』、『救命病棟24時 第5シリーズ』計3本の主演作にも出演したものの、大ヒットには程遠い状態』だった」(テレビ局関係者)
その松嶋が満を持して挑んだのが、『レッドクロス〜女たちの赤紙〜』だったのだが…。
「松嶋では視聴率を取れないということを改めて証明することになった。オファーがなくなるのも仕方がない。今後は主演の看板を降ろし、脇役に徹しないと仕事はこないでしょう」(芸能プロ関係者)
もちろん出演料も脇役級になるという。
「以前はゴールデン&プライム帯で1本200万円オーバーが常識だった。でも、今後は100万でも渋られるかもしれない。唯一の稼ぎ元だった大正製薬のCMも年内いっぱいで契約が終了する」(関係者)
いよいよ正念場だ!