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大谷翔平は球宴負担も二人分 打者と投手で2試合フル出場か?

 プロ野球オールスター戦のファン投票が始まった。そのピーアールを兼ねたイベントに、セ・リーグとパ・リーグそれぞれの指揮を執る巨人の原辰徳監督(56)とソフトバンクの工藤公康監督(52)が登場し、ペナントレースの行方を決めかねない爆弾発言が飛び出した。
 「セパの代表監督はペナントレースのライバル球団の主力選手を預かります。意図的に特定球団の選手を潰すようなことはしないが、結果的に球宴明けのペナントレースに影響を与えることもないとは言い切れない」(ベテラン記者)
 1998年に、その年の前半戦を牽引した巨人の趙成は、球宴で自ら降板を申し出たが、受け入れられなかった。その後に趙成は、右肘の故障の原因は球宴にあったと話している。あくまでも趙成サイドの一方的な証言ではあるが、主力選手を預ける側の指揮官の本音は「怪我だけではしてくれるな」だろう。

 今夏の球宴で懸念されるのは、日本ハムの大谷翔平(20)の起用法だ。工藤監督は投手としての大谷の活躍と、打者としての大谷の人気を踏まえて次のように語っていた。
 「投げないときは守って打ってもらう」
 二刀流での起用法である。隣にいた原監督も「2試合投げてもらう手もあるよ」と、大谷のフル回転を支持した。

 今年の球宴は全2試合の開催。投手の大谷が先になるか、打者の大谷から披露されるのかは日本ハムのローテーションを見てからの判断になるが、球宴で他の選手の2倍の出場をしてから後半戦に臨むことになる。
 「今季の序盤、大谷は先発登板して何試合か続けて足をつることがありました。投手と打者は使う筋肉が違う。二刀流の是非とは別に、大谷が疲れているのは間違いありません」(スポーツ紙記者)

 プロ野球選手である以上、ファンを楽しませなければならない。また、球宴全試合がテレビ中継をされなかった年もある。NPBはその失敗を繰り返してはならないと、近年は懸命な営業活動を続けている。大谷が確実に2試合とも出るとなれば、テレビ局側も前向きに捉えるはずだ。原、工藤両監督のコメントはそういった側面も念頭に入れてのリップサービスでもあり、コーチとしてベンチ入りする保護者役の栗山英樹監督(54)も強く反対することはできないだろう。
 大谷が趙成の二の舞にならなければいいのだが…。

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