「総選挙の投票権や、特典があったりして1人で複数枚購入するのは当たり前だが、それでも音楽不況と言われている中でここまで売れたら認めざるを得ないだろう」(レコード会社関係者)
音楽チャート・オリコンの昨年12月7日付けから今年10月3日付けまでのデータによると、今年の年間シングル売り上げランキングの1位から3位はAKBが独占。
1位が「Everyday、カチューシャ」(157.5万枚)、2位が「フライングゲット」(154.1万枚)、3位が「桜の木になろう」(107.8万枚)でいずれもミリオンを突破。4位はジャニーズの人気グループ・嵐の「Lotus」(62.5万枚)だったが、5位にAKBの姉妹グループ・SKE48の「パレオはエメラルド」(45.4万枚)が食い込んでいる。ちなみに、6位は天才子役・芦田愛菜が主演ドラマの主題歌を歌った「薫と友樹、たまにムック。」の「マル・マル・モリ・モリ!」(44.7万枚)。
アルバムランキングも1位はAKBの「ここにいたこと」(80.3万枚)。2位は嵐の「Beautiful World」(78.9万枚)が僅差で迫っている。
好調なAKBに対し、ジャニーズのグループはあまりパっとせず。
両ランキングトップ10をみると、シングルは7位にKis-My-Ft2 のデビュー曲「Everybody Go」(42.4万枚)、9位にHey!Say!JUMPの「OVER」(29.7万枚)が入り、アルバムではSMAPの「SMAP AID」(39.6万枚)が入ったぐらいだった。
「ジャニーズのファンは年齢が若いのに対して、AKBのファンは40代もいたりするから、CD購入に使える金額が段違い。とはいえ、ジャニーズタレントのCDが売れなくなったことも今年のランキングで明らかになった」(同)
嵐のアルバムがAKBを抜き去って年間1位を獲得できるかが注目だ。