「さすがに、寺脇のイメージが強くなりすぎて、亀山役を受けようという人はいない。殉職したわけではないので、最終回で寺脇の復帰説も流れている」(テレビ朝日関係者)
昨年10月22日にスタートした同ドラマ。放送開始前から寺脇が抜けることは予告されており、“Xデー”に視聴者の注目が集まった。
「初回は17.9%で4回目に20%台に。寺脇が抜けた昨年最後に放送の9回目は19.6%。今年も、“新相棒”の登場に期待が集まって、すでに20%を2回超えた。毎回、苦戦続きの他局のドラマにとってはうらやましい限りの視聴率をキープしている」(テレビ誌記者)
そんな中、候補者に挙がったのが3月公開の映画「鑑識・米沢守の事件簿」に主演の米沢役の六角精児だ。
「最近、ドラマのエンディングで必ず映画の予告編が入り、米沢の出番がかなり増えた。ある回では杉下の相棒のような動きで事件解決の重要な役割を果たしている。ただ、あくまでも映画につなげたいだけで、しっかり相棒のポジションで固定するわけではない」(映画関係者)
そこで、もう一人名前が出ているのが、原田龍二演じる陣川公平だという。
「陣川は以前、杉下らがいる特命係に左遷され、亀山と3人で事件解決にあたったことがある。11日放送の回では、主役的な扱いで出演する。予告編では『新相棒!?』とテロップが出ていた。実は、原田を新相棒にするというプランは出ていたが、視聴者からの反発による視聴率低下を恐れ、毎回視聴者に期待させるように新相棒の登場をにおわせる形をとったら見事にハマった」(同)
水谷と寺脇のコンビは00年6月に放送された「相棒 pre Season」から昨年12月まで8年半続いたが、まさかここまでヒットするとは誰も考えていなかったようだ。
「最初の枠は『土曜ワイド劇場』で水谷主演の『探偵事務所シリーズ』がなくなったために生じた。オープニングの映像もかなり安っぽいものだったが、単発の3作が高視聴率でシリーズ化された。昨年公開の映画は大ヒットし、ゲームソフトも発売された」(芸能ライター)
人気の高いコンビだけに簡単には“新相棒”は決められないということだろう。