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野球 小笠原道大が“3冠”宣言

 WBC日本代表の第1次候補選手に選出された、巨人のガッツこと小笠原道大が15日、来期に向け更なる飛躍を誓った。WBC連覇へ、早期始動することを改めて明言。巨人の監督でもあり、代表の監督でもある原監督を男にするために2006年以来の世界一、アジア一、日本一の“3冠”奪取を宣言した。

 ガッツがまた新たな伝説を作る。
 この日、都内のホテルで行われた「2008報知プロスポーツ大賞」の授賞式に出席した小笠原。「ずっとダラダラしているんですけど、もう少ししたら体動かしていかないと。今回に限っては1カ月前倒しで動かないと間に合わないんじゃないかと思います」と改めて早期始動を言明した。

 小笠原はWBC第一次候補選手の1人。それだけに16日からのハワイV旅行もバカンス気分というわけにはいかない。「なるべく体重を増やさないように」と軽く体を動かしながら体調面を管理。「本格始動は1月から。2月半ばには少なからず動けるようにしていきたい」とWBCシフトで動いていく。
 すべては日本の連覇、原監督を男にするためにほかならない。“WBC招待状”を受け取り「改めて気の引き締まる思いになった。手紙自身が重い責任感のある手紙ですから」と心を揺さぶられた。
 巨人は今年2年連続リーグ優勝を果たしたものの、日本シリーズで西武に敗れ、あと一歩のところで日本一を逃した。それだけに「来年は世界一、アジア一、日本一を目指して頑張っていきたい」と力強く“3冠”を獲りを宣言した。

 もし3冠となれば、06年日ハム時代以来、3年ぶり。2回目の3冠は誰も成しえていない前人未到の快挙だ。「選んでいただいた首脳陣の期待に応えられるよう、しっかり準備してキャンプに参加したい」と語った。まずは3冠の第一関門、世界一に向け準備は着々と進んでいる。

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